シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
生物学特殊講義2(食品関係) | 2024 | 後期 | 金4 | 理工学部 | 大木 浩司 | オオキ コウジ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BI3-9C27
履修条件・関連科目等
関連科目・関連分野は、栄養学、生命科学全般です。すでに履修している知識を活用して本授業を理解し、本授業で新たに身につけた知識は、今後履修する授業につなげて下さい。わかりやすく説明しますが、理解しにくい部分がありましたら、積極的に質問して下さい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
実務経験に基づき、食品を実生活や社会で活用していく上で、重要となる栄養学的・生物学的知見、および食品産業への応用事例を選んで題材とします。具体的には、①食品の栄養・生体調節機能・健康機能と表示制度、②食品への微生物の利用や制御、③食糧の生産、加工・流通・廃棄工程という生産から消費までの過程について、知っておくべき知識と、問題点および課題を解説します。
科目目的
私たちの生命は食品を摂取することにより維持されています。人類は生物の一員ですが、食べる食品の大部分は生物そのもの或いはそれに由来するもので、そこに含まれる栄養を中心とした食品機能の利用が摂取の目的となります。一方、発酵による加工や保存、流通中の腐敗、廃棄物の処理には微生物が関わり、微生物の利用や制御も食品を考える上で重要です。本科目ではこれらを学んでいくとともに、食品という身近な切り口から生物への理解を深め、食品と健康、腸内細菌、免疫・アレルギーとの関係など皆さんの日常生活に役立つ知識、周辺産業への応用事例を学び、将来の社会人生活に向けた土台の一端を身につけることを目的とします。
到達目標
皆さんが、将来の社会人生活を円滑に進められるように、日常生活に役立つ食品関係の知識、関連する産業への応用事例を学んで、これらを活用できるレベルを到達目標とします。
授業計画と内容
1. 食品とは?
2. 食品の機能と関連する法律
3. 食品の健康機能(1)概説
4. 微生物、食品微生物
5. 食品の健康機能(2)消化管、腸内細菌、整腸
6. 食品の健康機能(3)免疫
7. 食品の健康機能(4)アレルギー
8. 食品の健康機能(5)生活習慣病と高齢化への対策
9. 食中毒
10. 保存殺菌技術と安全性
11. 発酵食品
12. 企業における研究開発
13. 遺伝子組換え食品
14. 食品リサイクル
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自分の食事や食生活を振り返り授業の内容を日常生活の中で具体的に考えて活用してみるようお願いします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 100 | 期末試験により100%成績を評価します 。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
特定のフィードバックは行いませんが、テキストのPDFを事前配布し、授業時間内に理解が進むよう、また事後のセルフチェックできるよう工夫しています 。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
講師は現在アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社(酒類・飲料・食品を販売するアサヒグループの研究開発に特化した子会社)に所属しており、生物学、栄養学、医学、食品工学をベースとする飲食品、特に健康機能に貢献する食品の研究開発に長年携わってきました。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
飲食品の研究開発に関する実務経験をもとに、学生生活および将来の社会人生活に役立つ具体的な知識や事例を分かり易く説明します。
テキスト・参考文献等
テキストのPDFは事前にmanabaに掲載します。適宜参考資料等を紹介します。