シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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都市と環境 | 2024 | 前期 | 火1 | 理工学部 | ホーテス シュテファン、原田 芳樹 | ホーテス シュテファン、ハラダ ヨシキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-VC1-CA04
履修条件・関連科目等
特にありません。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
都市の持続可能な在り方を包括的に考察できるようになるため、先ずは都市の形成過程を探る。どのような自然条件・社会条件下で都市が発達したかをその発生にまで遡って理解する。現代における急速な都市化に伴う人工的構造物の増加や人口の集中などが都市の環境に及ぼす影響や都市と農村環境の関係を学ぶ。また、地球規模の視野で、都市人口が消費するエネルギーや食糧、その他の自然資源の供給や都市人口が排出する物質・廃棄物の処理処分について社会生態科学の理論に基づいて整理し、都市と環境の相互作用を網羅して把握する生態系サービスの評価方法を学ぶ。生態系サービス評価から導かれる社会的・政治的課題に対する国際、国、地域レベルにおける政策や計画に関する先進事例を紹介し、持続可能なまちづくりに貢献する上で有益な広い視点と知識を身につける。
科目目的
本科目は、都市が発達することによって環境がどのように変化し、この変化が個人の身体と精神に加えて社会や経済、人間以外の生物にどのような影響を及ぼすか、包括的に把握することを目的とする。
到達目標
都市の形成を人間と環境の相互作用の観点から検討し、都市の構造や機能を包括的に把握することを目的とする。都市が発達した場所の地理的条件を分析し、人口の変動や土地利用の変化に伴う都市と周辺の環境の関係の移り変わりを理解し、人間の生活を支えている生態系サービスを評価することによって持続可能な都市の在り方が考察できることを到達目標とする。
授業計画と内容
第1回 都市の起源と歴史的発展
第2回 都市の立地と物理的構造
第3回 都市と農山漁村
第4回 都市に棲む野生生物
第5回 都市と気候
第6回 都市の物質循環
第7回 都市の生態系サービス
第8回 都市農業
第9回 都市化と都市計画の歴史
第10回 地球環境の変化と都市
第11回 都市の将来発展を考える
第12回 都市に関する政策や計画
第13回 都市の国際的な協働
第14回 到達度確認
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義の後には参考書籍なども参照しながら授業中にとったノートを体系的に整理することがのぞましい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 都市と環境の相互作⽤について包括的に把握し、都市の 持続可能な発展における課題や解決策について説明でき るかどうかを評価します。 |
レポート | 30 | 都市の形成や発展において、地理的・⽣態学的要因がど のような役割を果たすか、そして都市に関する政策や計 画において環境がどのように扱われるか、適切に記述 し、⾃分の意⾒を表現できるかどうかを基準とします。 |
平常点 | 40 | 授業への参加や貢献度、意⾒の表明の状況を基準としま す。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率70%を超えること、課題を提出することが評価の前提となります。到達度確認やレポート、平常点を上記の通り評価し、全体の成績を導きます。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
持続可能な地域づくりに関する行政、企業、民間団体などとの協働。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
都市計画・環境計画や持続可能な社会の発展に向けた政策や合意形成・意思決定に関する内容。
テキスト・参考文献等
毎回、資料を配布。