シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生命倫理 | 2024 | 前期 | 木3 | 理工学部 | 小峯 力 | コミネ ツトム | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-PR1-CA03
履修条件・関連科目等
現代社会の各分野において倫理が求められることは少なくない。特に生命(いのち)に関わる問題は難解であり、そこには生と死がつきまとう。よって日々伝えられる最新の事故・事件・災害などの新聞報道等に注視しておくことを望みたい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
人間をキーワードとした諸科学分野を通じて、複眼的思考を身につけ、高いコミュニケーション能力を備えた豊かな国際性を育み、21世紀の社会が抱える諸問題を世界規模で解決できる人材を養成する。
この人間総合理工学科・ディプロマポリシーを前提にして、人間(生命)に関わる問題を、特に救急救命の視点から論じ、科学と科学技術の発展に寄与できる生命倫理(尊厳)を考察し、社会(人と人とが支え合う仕組み)に貢献できる人間(Ethics of Life)を創造していく。
科目目的
本科目では、多様化する現代の人間社会において、我々がどのような倫理的課題のまえに立たされているかを認識し、人間(生命)に対する倫理観を深めていく。
到達目標
現代社会の中で、どのような倫理的課題のまえに立たされているかを認識し、特に人間(生命)に対する倫理観を深めていくことにある。
授業計画と内容
第1回 ヒポクラテスと医の倫理
第2回 非医療従事者と医療従事者の倫理観
第3回 医療事故とリスクマネジメント
第4回 救急看護(ナイチンゲールの精神と救急)
第5回 災害事故とトリアージ
第6回 グットサマリタン法
第7回 尊厳死・安楽死とDMRオーダー
第8回 ホスピスと終末医療
第9回 小児救急医療体制の現状と課題
第10回 欧米型ERシステム
第11回 災害救助体制の現状
第12回 水難救助とライフセービング
第13回 東日本大震災(大津波)と防災教育
第14回 死生観(Death Education)
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
課題でレポートの提出がある場合は、必ず作成し提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 毎週の授業のレポート内容による評価 |
平常点 | 50 | 授業態度による評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
日本およびオーストラリアにおけるライフセービング活動
日本ライフセービング協会の設立
救助方法の普及活動
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
多くの人の命にかかわった経験から、生命に対する考え方、多角的な視点を持った考え方を伝える
テキスト・参考文献等
テキストは特に指定しない。授業時に適宜、資料を配布する。