シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報処理 | 2024 | 前期 | 金2 | 理工学部 | 檀 一平太 | ダン イッペイタ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-IG1-CA10
履修条件・関連科目等
特にない。コンピュータの使用経験が無いことを前提として講義を行う。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代社会において、情報通信技術(ICT)が果たす役割はもはや把握できないほどに大きくなっている。しかし、我々はICTを活用しつつも、その中身についてはあまりよく分かっていないという場合が多い。そこで本講義では、ICTをブラックボックスのままにはせず、その原理や仕組みをひもとき、情報リテラシーを高めていく。また、その習得の目安として、ITパスポート資格の取得を目指す。
科目目的
情報機器は今後の学習・研究に必須のツールであるが、その発展と機能性の変化は非常に速い。また、近年ではスマートフォンの一般化および高スペック化によって、より手軽かつ便利に大容量のデータを扱うことができるようになったものの、その一方で、データ処理の内容がブラックボックス化され、ユーザーが情報処理のメカニズムを学び、創造の楽しみを知る機会は失われつつある。
本科目では、そのような時代の潮流の中で受講生が翻弄されることなく、各々の目的に適った方法で情報機器を扱い、ICT技術を活用うための、基礎的な知識と技能を習得することを目的とする。また、理論だけに留まらないために、表計算ソフトの運用を通して、データ処理の実践も行っていく。
到達目標
現代社会におけるサバイバル能力として、ICTに関する基本的リテラシーを身につける。ITパスポート資格取得レベルの実力をその目安とする。
授業計画と内容
(1) コンピュータの構成とソフトウェア
(2) 情報処理学の基礎、Windows の操作
(3) プレゼンテーション:ハードウェア
(4) 情報の概念
(5) ハードとソフト
(6) ネットワークの仕組み
(7) プレゼンテーション:ソフトウェア
(8) 通信と情報伝達
(9) ITパスポートへの挑戦
(10)ITパスポート関連プレゼン
(11) データ処理の実際:表計算とはなにか
(12) データ処理の実際:表計算の関数
(13) データ処理の実際:表計算によるデータ処理
(14)到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本科目の目的は、情報処理を用いて課題や問題の解決にあたる上で、その時々に応じた技術を自ら学習する方法を身に着けることである。講義ではアルゴリズムの基本的考え方、情報処理の基本概念について解説するが、資格取得のための出題範囲・言語の仕様を網羅的に解説するようなことはしない。自習可能な教材や情報は提示するので、本講義の課題、もしくは対応する情報処理演習の課題を実行するための知識は、各自で習得・補強してほしい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 授業内容に関するテスト |
レポート | 50 | 発展的内容に関するビデオプレゼンテーション |
平常点 | 20 | 小テストまたは出席確認 |
成績評価の方法・基準(備考)
・Tパスポート試験(IP)」の資格取得者については、大幅なボーナス点を付与する。
・基本情報技術者保有または取得の場合、さらに大幅な点数アップあり。
・課題において、既存のプログラムを盗用した場合、単位は剥奪となる。参考にする場合は引用をプレゼンとコードに明記し、どこまでを参考して、どこからがオリジナルか、明記することが必須。これらが欠けた場合は減点。
・生成型AIを課題に作成に使用した場合、明記が必要。ただし、採点は厳しめとなる。なお、採点の際に生成型AIの使用はチェック可能であり、疑わしい場合は、審査される。明記なしに使用した場合は、単位剥奪となるので要注意。
・4回以上欠席の場合、単位は与えない。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
PC室での講義が基本となる。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講義の進捗に併せて、適宜指示、配布する。
ITパスポート取得のためには、下記の参考書のいずれかによる自習をお薦めする。
【参考文献】
①著者:栢木 厚②書名:イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 (情報処理技術者試験) ③出版社: 技術評論社、出版年:2016/12/14 ④版次: 第9版 ⑦ISBN-10: 4774185175、ISBN-13: 978-4774185170
①著者:滝口直樹②書名:ゼロからはじめるITパスポートの教科書 (改訂第三版) ③出版社: とりい書房、出版年:2015/4/20 ④版次: 改訂第三版 ⑦ISBN-10: 4863340958、ISBN-13: 978-4863340954
①著者:滝口直樹②書名:ITパスポート試験 直前対策 1週間完全プログラム シラバスVer3.0準拠 (よくわかるマスター) ③出版社: FOM出版、出版年:2016/1/16 ④版次: 初版 ⑥シリーズ名:よくわかるマスター⑦ISBN-10: 4865102671、ISBN-13: 978-4865102673
その他特記事項
受講者の理解度と前提知識によって講義内容が多少前後する場合がある。