シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人間総合理工学演習2 | 2024 | 後期複数 | 金3,金4,金5 | 理工学部 | 高田 まゆら、竹内 文乃、檀 一平太、原田 芳樹、ホーテス シュテファン、三苫 好治、山村 寛 | タカダ マユラ、タケウチ アヤノ、ダン イッペイタ、ハラダ ヨシキ、ホーテス シュテファン、ミトマ ヨシハル、ヤマムラ ヒロシ | 3年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SE-OC3-CA27
履修条件・関連科目等
1、2年次の必修科目及び選択科目を履修していること
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
人間総合理工学演習2では、問題を見つけ出す課題設定能力、見つけた課題を解決する問題解決能力、多様な意見をまとめ時間内に仕上げ、マネジメント能力を養うことを目指す。具体的には、教員が選定した対象地について、自然との共生社会・循環型社会の構築を阻む問題を発見し、問題を解決に導く課題を設定し、設定した課題を解決するための筋道を立て、行動・支援するための必要なプロセスを完了する。
演習の始めに、課題解決方法の基礎を学ぶ。この課題解決のプロセスにおいては、現状の把握が第一ステップとなるため、次に、対象地の現状調査方法について学ぶ。この現状調査では、対象地における仮想課題を設定し、その課題を解決するための種々の方法と、それらの成功例と失敗例について文献などによりまとめる。さらに、現地調査を行い、成功例や失敗例の実際が文献調査などでまとめた結果と相違があるか否かを確認し、それらの一致不一致の原因を考察する。演習の後半では、学生が自ら実際に対象地を選定し問題点の抽出、課題の設定、課題解決方法の提案を行う。
科目目的
人と環境の係わりを巡る諸問題を自らで発見し、現状把握と目標設定を行い、目標達成に向けた計画づくりを実施するために必要な知識や能力、技法を身につけることを目的とする。
到達目標
人間総合理工学のめざす、豊かな人間生活と環境の創造に向けた方法論と技法の習得を目標とし、「人間と自然の共生」及び「人間の心と体」を結ぶ、分野横断型の「課題解決力(ソリューション力)」を身につける演習を行う。人間総合理工学演習2では、春学期の演習を踏まえて、対象を都市に広げ、今後の新たな都市環境の創造について、実践的力を養うことを到達の目標とする。
授業計画と内容
(1) 問題解決の基本的手法を学び、対象地域の概要を説明する。対象を分けて小グループごとに調査対象の特徴・問題点をまとめ 、それらを踏まえて、課題を設定する。
(2) 小グループごとにまとめた結果と、仮想的に設定した課題のプレゼンテーションを行う。
(3) 分析手法、評価手法などの課題解決型学習を行う
(4) 対象地域での適用事例を学習し、課題解決のための知識とする
(5) 対策方法・技術の事例を学習し、成否の原因をグループワークとして分析する
(6) 現地見学 (対象として例として扱われた地域・地区の見学)(5)でまとめた結果が適切であったかグループ毎に確認する
(7) 現地見学結果をまとめた結果を発表し、新たに学生自身で対象とする地域や事象を設定し、今後の課題解決で取り扱う問題点を抽出し、課題を設定する。その後、課題解決を担当するグループを決めて調査を実施する。
(8) グループ毎に作成した調査計画書の作成と添削、文献調査の実施
(9) 現地調査・文献調査を実施し課題解決のための基礎資料とする
(10) 現地調査・文献調査の結果をまとめグループ内でディスカッションを行う
(11) (8)~(10)にかけての成果について中間報告会でプレゼンテーションを行う
(12) 追加の現地調査・文献調査の実施
(13) 追加の現地調査・文献調査の整理と最終発表に向けたまとめ
(14) 最終報告会でのプレゼンテーションを行い、最終レポートに向けた準備を行う
なお、報告会以外の週は当日までの成果を教員に報告すること。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業中、4回程度のプレゼンテーションがあります。
学習したことを、わかりやすく、要領よく、端的に発表できるよう、十分な鍛錬を積んでくさい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | プロジェクト演習のテーマをチームの⼀員として、適切かつ分かりやすくまとめられるかどうかを基準とします。 |
平常点 | 20 | 授業への参加や貢献度、班ごとの演習テーマに関する情報やデータ収集に積極的取り組み、他の学⽣と協調して学ぶ態度を基準とします。 |
その他 | 30 | 2つの中間発表と最終発表において、班ごとの演習テーマについて問題発⾒や課題設定、情報やデータの収集、データ解析、結果、考察、結論について、チームとして説得⼒のあるプレゼンテーションができるかどうかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業期間内のレポートと最終レポート50点、仮想課題プレゼン(10点)、中間報告プレゼン(10点)、総括プレゼン(10点)、個人別演習寄与度(20点)とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
必要な資料は授業中に配布します。
その他特記事項
現地調査では遠方に行くことがあるので、動きやすい靴と服装で参加するようにしてください。