シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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環境エネルギー・自然誌実習 | 2024 | 前期複数 | 火3,火4,火5 | 理工学部 | 高田 まゆら、三苫 好治、山村 寛、西原 昇吾 | タカダ マユラ、ミトマ ヨシハル、ヤマムラ ヒロシ、ニシハラ ショウゴ | 3年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SE-OC3-CA28
履修条件・関連科目等
環境・エネルギー・物質循環と自然誌に関連する科目の基本的な知識を有していること
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本科目は、大きく二部に分けて行う。第一部は、資源・エネルギー循環操作、及び物理化学的に環境修復作業を行う際に必要となる混相流動、水処理、平衡分離や速度差分離などの各種操作に関する実験を行う。また、実験結果の考察やレポートの作成等を通して、データの取り扱い方や報告書・論文の作成方法について学習する。
第二部は、生物多様性の保全・管理のための野生動物(外来種を含む)、節足動物、植物の観察に必要な基本事項、生活史理解に資する観察・採集法や実験法を実験室や東京大学小石川植物園等にて学習する。
(三苫 好治、山村 寛/前半9週)第一部
(高田まゆら、西原 昇吾/後半5週)第二部
科目目的
2年次までに学習した環境・エネルギー・物質循環と自然誌に関わる基本的な知識を実習によってさらに具体的なものとして身につけさせることを目的としている。
到達目標
2年次までに学習した環境・エネルギー・物質循環と自然誌に関わる基本的な知識について
1.これらを実習によって身につけ、使えるようにすることを目的としている。
2.レポートの作成法を学び、獲得した知識を発信できるようにする。
授業計画と内容
第一部環境・エネルギー実習 (担当:三苫好治、山村寛)
第1週 環境・エネルギー実習のガイダンスと個別実習テーマに関する講義、データ整理に使う表計算マクロプログラミング、安全講習を全員に行う。また、第二部自然誌実習のガイダンスも行う。
第2週~第9週 実習は各班に分かれ、1日に1テーマずつ、8テーマの実習を行う。
担当 三苫好治
第2週 実習P1 固気系流動層(気泡流動層)
第3週 実習P2 小型PC(ラズベリーパイ)を使った「計測と制御」の基礎
第4週 実習P3 吸着除湿(デシカント空調)
第5週 実習P4 単蒸留(エタノールー水系)
担当 山村 寛、角田貴之
第6週 実習W1 凝集・膜ろ過
第7週 実習W2 リン吸着・回収
第8週 実習W3 河川の水質調査
第9週 実習W4 定量PCRによる一般細菌の定量
第二部 担当:高田まゆら、西原昇吾
第10週:自然誌実習の意義についての講義と実習ガイダンス
第11週:陸上節足動物の採集、観察、同定
第12週:池の生物の採集、観察、同定
第13週:池や陸上の生物の採集、観察、同定
第14週:第一部と第二部のまとめ
(第一部担当:三苫好治、山村寛、角田貴之)
(第二部担当:高田まゆら、西原昇吾)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前にテキストを良く読み、実験時や実習時に不明な点が無いようにしておくこと。
追加資料はmanabaにアップロードする
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり2時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 課題に対するレポート内容を評価する ・課題内容の理解度 ・式や図の物理的な意味の理解度 ・実施した内容を基に考察が行われているか、実験でうまくデータが取れなかった時の原因を考察できること |
成績評価の方法・基準(備考)
第一部は提出レポートと演習結果で評価し、第二部は毎回の提出物(レポート、標本、スケッチなど)で評価する。第1部は66.7%(2/3)、第2部は33.3%(1/3)として本実習の評価とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
山村教授は赴任前に企業において水処理関係の素材開発に従事
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
水処理関係の実習において企業経験を活かし、実習のポイントを詳細に指示している
テキスト・参考文献等
教員作成の実習の概要・手順を記したテキストを使用する
参考書・参考資料等
第一部
化学工学改訂第3版、化学工学の基礎、新編 化学工学
化学工学便覧、浄水の技術、水の分析
第二部
クモハンドブック 馬場友希・谷川明男著 文一総合出版
クモの巣ハンドブック 谷川明男・鈴木佑弥・馬場友希 文一総合出版
絵解きで調べる田んぼの生き物 向井康夫著 文一総合出版
その他特記事項
実験や実習に適した服装をすること
必ず専用の実験ノートと電卓を持参すること