シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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機器分析化学 | 2024 | 後期 | 月5 | 理工学部 | 山村 寛 | ヤマムラ ヒロシ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-AC3-CC15
履修条件・関連科目等
「環境物理化学」と「水環境システム工学」を履修していることが望ましい。
なお,本授業は実験機器を使った実習を含むことから,人数に10名程度の制限を設ける。10名を超える場合には,別途定めた方法により,受講生を選抜する。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
環境中には,現在多岐に渡る物質が放出されており,これらの物質の質および量を正確に計測することで,リスクを管理することが求められている。特に,近年では,pptオーダーまで正確に分析できる手法も開発されており,分析技術はこの20年間で急速に発展している。一方で,これらの高度な分析装置を利用するにあたっては,分析に関する基礎的な原理や分析の基本的な技術が欠落している場合には,正確な値が出てこない場合がある。本授業では,機器分析で必要となる基本的な分析技術に関する知識の他,分析装置の原理や測定方法などを簡潔に学習すると共に,実際に分光光度計や蛍光分光光度計の操作を通して,分析を実施する際に気をつける事項などについて学習する。
科目目的
環境・エネルギー・自然誌実習で必要となる分析化学の基礎を学習する。
人間総合理工学演習でも、本授業で学習した内容は役に立つ。
到達目標
本授業では,分析機器を用いた実習を通して,機器分析の基本的な所作を身につけると共に,定性分析,定量分析,検量線の作成と濃度の計算を修得することを目標とする。
授業計画と内容
(1)分析化学と社会のつながり,分析の目的と考え方
(2)単位とその使い方,計算の仕方
(3)絶対定量法と相対定量法
(4)分析の信頼性と重量測定法
(5)信頼性確認実験
(6)信頼性実験の整理と考察
(7)電気伝導度測定の原理と検量線の作成
(8)検量線作成実験の整理と考察
(9)分光光度計の原理と応用
(10)分光光度計を利用した未知物質の濃度測定
(11)分光蛍光光度計の原理と応用
(12)クロマトグラフィーの原理と応用
(13)液体クロマトグラフィーとガスクロマトグラフィー
(14)理解度の確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
実験によって得られたデータをエクセルでまとめ,考察する。また,エクセルの使い方に慣れることが重要である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 到達度確認試験により評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
理解度の確認テスト 100%
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
適宜配布予定
その他特記事項
特になし。