シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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空間情報モデリング | 2024 | 前期 | 火2 | 理工学部 | 讃岐 亮、中島 一豪、長谷川 大輔 | サヌキ リョウ、ナカジマ カズヒデ、ハセガワ ダイスケ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-VA3-CC26
履修条件・関連科目等
空間情報科学の基礎的な知識を有していること。「空間情報科学概論」の単位を取得済みであることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
空間情報科学は1980年代から急速に発展した新しい科学の分野である。「空間」をキーワードに様々な分野で活用され、理論研究、技術開発が活発に進められている。本講義では、空間情報科学の最先端で活躍する3名の研究者が、それぞれの専門分野について基礎的な理論・技術から最新の活用事例まで幅広く解説する。第1部では、輸送・交通に焦点を当て、モビリティサービスにおける空間情報技術の活用や、様々なネットワークの表現および解析方法について学ぶ。第2部では、商業施設から公共施設まで都市空間におけるさまざまな施設を対象に、施設配置モデルと空間情報の活用事例について学ぶ。第3部では、フィールド科学分野におけるGISの用途を紹介するとともに、実際にGISを操作しながら、様々な地理情報の可視化や抽出、解析について学ぶ。
科目目的
1・2年次に基礎を習得した空間情報科学が、実際の社会システムや研究の中でどのように利活用されているのかを多彩な事例から学び、空間情報モデリングに関する理解と知識を深める。
到達目標
空間情報科学の諸分野における先進的な研究テーマや技術について、実際の適用例を含む幅広い知識を身につける。
授業計画と内容
第1部:輸送・交通と空間情報(担当:長谷川)
第01回 : ガイダンス・モビリティサービスの歴史
第02回 : 近年のモビリティサービスと交通課題
第03回 : モビリティサービスを支える空間情報技術:地理情報科学
第04回 : ネットワークの表現とネットワーク解析① :様々なグラフ・ネットワークとその特徴
第05回 : ネットワークの表現とネットワーク解析② :ネットワーク解析手法と経路探索への応用
第2部:交通・物流と空間情報(担当:讃岐)
第06回 : 人々の行動のモデリング
第07回 : 施設の最適配置① 競合がない場合の配置
第08回 : 施設の最適配置② 競合がある場合の配置、撤退
第09回 : 社会の諸問題と都市解析
第3部:領域と空間情報(担当:中島)
第10回 : 操作基礎①:フィールド科学とGIS
第11回 : 操作基礎②:情報の可視化と抽出
第12回 : 操作基礎③:オープンデータの活用
第13回 : 応用①:ネットワーク解析
第14回 : 応用②:空間解析実践
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業内容は累積的であるので、授業後は復習をしっかりと行い、疑問点・曖昧な点は次回へ持ち越さないようにする。またレポートなどの提出物は、必ず期日までに作成して提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 第1部から第3部のそれぞれでレポートを課し、各パートが均等配分となるようにする。 |
平常点 | 30 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
PCやスマートフォンで実際にGISやその他のソフトウェアを使用する場合がある。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは特に定めない。適宜、講義内で、参考文献を指示する。