シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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教育相談と進路指導 | 2024 | 前期 | 月6 | 理工学部 | 菊地 創 | キクチ ソウ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC2-C205
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
学校現場で生徒や保護者を理解し適切に支援するには、教師自身が自分はどのような人間であるかを理解しておくことは重要です。前半では、学校における教育相談の意義を学び、教師であることの意味を考えます。そして心理テストやグループワークを通じて自分を見つめて、対人関係、コミュニケーション能力、自らのキャリア形成などについても考えながら、教育相談と進路指導の点からの自己理解を深めます。さらに教育相談や進路指導に用いるカウンセリングの基礎について、講義および演習を通して体験的に学びます。後半では、教育相談や進路相談に関する知識を講義と動画を用いて学び、演習を通して教師としての基本技法を身につけます。
科目目的
この科目は、教職課程の科目として、生徒の発達状況に即しつつ、個々の心理的特質や教育的課題を適切に捉え、支援するために必要な基礎的知識を身に付けるとともに、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力をはぐぐむため組織的に必要な知識や素養を身に付けることを目的とします。
到達目標
教育相談と進路指導は子どもの個性に応じたかたちで行われるという意味で、極めて関連する領域です。この講義では学校での教育相談と進路指導に関して、基礎となる知識、技法について、具体例を通して習得します。教育相談の技法についてはグループワーク等を行いながら受講生自身の自己理解を高めることで実践的に学びます。
授業計画と内容
第1回:講義概要:学校における教育相談の意義を学び、教師になることの意味を考える
第2回:自己の理解①:コミュニケーション能力を考える
第3回:自己の理解②:対人関係を考える
第4回:自己の理解③:自らのキャリアを考える
第5回:相談技法(教育相談、進路指導)の基礎①:カウンセラーの基本的態度
第6回:相談技法(教育相談、進路指導)の基礎②:スクールカウンセラーや学校内外との連携
第7回:傾聴演習①:聴くという姿勢・態度
第8回:傾聴演習②:他者の共感的理解
第9回:教育現場の問題への理解①:不登校・ひきこもり、いじめ、自殺ほか
第10回:教育現場の問題への理解②:非行、虐待、発達障害ほか
第11回:保護者への対応、教育相談演習(事例検討など)
第12回:進路指導の基礎理論とキャリアカウンセリングの考え方ならびに実践の方法
第13回:学校における進路指導の実際(ポートフォリオの活用の在り方を含む)
第14回:進路指導演習(授業計画の作成と課題検討など)
(実施形態によって、各回の内容を入れ替えることがあります。)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
受講生には授業時間外の学習課題を課し、毎回提出を求めます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 学期末レポートで評価する。 |
平常点 | 60 | 講義後のコメントペーパー、グループワークやディスカッションへの参加態度等で総合評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは用いず、毎回プリントを用意します。
【参考書・参考資料等】
中野明徳(編) DVDで見る教育相談の実際 東洋館出版社 2009
長谷川啓三・佐藤宏平・花田里欧子(編) 事例で学ぶ生徒指導・進路指導・教育相談:中学校・高等学校編【第3版】 遠見書房 2019