シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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数学科教育法4 | 2024 | 後期 | 木4 | 理工学部 | 佐藤 宣明 | サトウ ノリアキ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC3-B213
履修条件・関連科目等
中学校、高校の数学と大学の総合教育科目程度の知識が必要である。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
学習指導要領及び解説により、数学科教育で求められる授業について学ぶ。
また、学習指導案を作成し実践的な模擬授業を行うことを通して、数学の授業を行う指導力・授業力をつける。 今後求められるICT(情報通信技術)を活用した授業について学び、模擬授業でも実践的な有効活用を図る。評価活動としてテスト問題の作問について学ぶ。
科目目的
この科目は、教職課程において各教科の指導法に位置付けられており、当該教科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された当該教科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付けることを目的とする。また「数学教育の目的」「数学的な考え方」などを考え学び、数学教育について理解することを目的とする。
到達目標
教科教育法1及び2を踏まえた上で、中学校の内容を中心に具体的な授業場面を想定し授業設計を行う方法を身につける。学習指導要領数学教育の目的を実現するための教材観や授業観を身に着けるとともに、授業実施の上での生徒観を身につけ数学科教員としての実践的な指導力を培う。
授業計画と内容
第1回:学習評価・作問
第2回:ICTの活用(情報通信技術の活用)①「デジタル教科書・端末PCの活用」
第3回:ICTの活用(情報通信技術の活用)②「ICT(電子黒板等)を用いた授業設計」
第4回:指導案検討①「数と式」領域に関する検討
第5回:模擬授業・授業設計「数と式」領域
第6回:模擬授業・授業設計「図形」領域
第7回:模擬授業・授業設計「関数」領域
第8回:テスト問題の作成・検討
第9回:指導案検討②「データの活用」領域
第10回:模擬授業・授業設計「データの活用」に関する検討
第11回:模擬授業・授業検討「数学的活動」
第12回:教材研究 高校数学①「代数」
第13回:教材研究 高校数学②「幾何」
第14回:テスト問題の実施
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
中学校及び高等学校の検定済教科書をよく読んで欲しい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 学習指導案等の提出及びその内容。内容が十分に検討討されていること、指定された量や質を基準とします。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度・受講態度(意見の表明や他の学生と協調して意識をもって学ぶ姿勢等)の状況を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:教職科目ゆえに出席重視であり、3回以上欠席した学生はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1983年4月から2016年3月まで白百合学園中学高等学校教諭。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験中の「数学教育学会誌」(数学教育学会)に掲載済の数学教育論文および「数学教育」(明治図書)に掲載済の数学教育論文を活用した教材研究・開発の授業を実施する。
テキスト・参考文献等
[テキスト]
担当者作成プリント等
[参考文献]
松山善男・佐藤宣明共著「数学科教育法[第3版]」(学術図書出版社)
文部科学省「中学校学習指導要領 数学編」(大阪書籍)
文部科学省「高等学校学習指導要領解説 数学編・理数編」(ぎょうせい)