シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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理科教育法3 | 2024 | 前期 | 金5 | 理工学部 | 村石 幸正 | ムライシ ユキマサ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC3-B216
履修条件・関連科目等
理科の教員免許状取得を目指す者
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
教育実習を目前にして、自ら設定した単元について、観察・実験を含む授業設計、必要な資料等の収集、指導案の作成、模擬授業の実施とその後の受講者相互の協議を通して、授業改善の視点を身につけ、お互いに高めあうことを目指します。
また、また学校現場で行われている教材研究に関する基礎的な知識や方法などを身につけていきます。
科目目的
授業の概要にあるように、授業改善の視点を身につけ、お互いに高めあうことを目指します。
到達目標
1.中学校学習指導要領に示された理科の目標及び主な内容、高等学校学習指導要領に示された理科の目標、各科目の目標や主な内容を理解し、各項目の指導上の留意点を理解する。
2.学習項目と物理・化学・生物・地学それぞれの学問の領域との関係を理解し、教材研究に活用することができる。
3.中学校・高等学校理科の授業の方法、授業設計、教材研究(ICTの活用を含む)について具体的な方法を学習し、実践的な授業法を獲得する。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション(自分の目指す授業、模擬授業の準備、教材研究の基礎 など)
第2回 模擬授業と事後協議(1) 中学校 第1分野 物理的領域(発展的な内容についての探究)
第3回 模擬授業と事後協議(2) 中学校 第1分野 化学的領域(発展的な内容についての探究)
第4回 模擬授業と事後協議(3) 中学校 第2分野 生物的領域(発展的な内容についての探究)
第5回 模擬授業と事後協議(4) 中学校 第2分野 地学的領域(発展的な内容についての探究)
第6回 模擬授業と事後協議(5) 高等学校 物理 (教材研究を意識して)
第7回 模擬授業と事後協議(6) 高等学校 化学 (教材研究を意識して)
第8回 模擬授業と事後協議(7) 高等学校 生物 (教材研究を意識して)
第9回 模擬授業と事後協議(8) 高等学校 地学・科学と人間生活
第10回 これからの理科教育の目指すものと理科の授業のあり方(ICTの活用を含む)
第11回 教育実習を通して見えてきた理科教育の問題点(1) 物理分野
第12回 教育実習を通して見えてきた理科教育の問題点(2) 化学分野
第13回 教育実習を通して見えてきた理科教育の問題点(3) 生物分野
第14回 教育実習を通して見えてきた理科教育の問題点(4) 地学分野・科学と人間生活、全体のまとめ
定期試験は実施しない
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習:次回の内容について、手元の教科書や資料に目を通しておいてください。
復習:中学生・高校生の時の理科の授業を思い出しながら毎回の授業を振り返り、不明な点があれば質問してください。
その他:教育実習に向けての学習指導案の作成、あるいは、教員採用試験に向けての単元指導計画・学習指導案の作成などにも取り組んで欲しいと思います。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 課題レポートを課します |
平常点 | 70 | 「今日の授業で学んだこと」についてまとめをします |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が75%に満たない者、課題レポートを提出しない者はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
毎回、『今日の授業を受けて、「まだわからない事」「新たに浮かんだ疑問」「その他の質問」』を記入する欄を設けています。
質問は、次の授業の冒頭で回答・説明します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
教育実習を念頭に置いた模擬授業を行います。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
教育実習を念頭に置いた模擬授業では積極的にICTの活用を図ってもらいたいと思います。
また、ICTの活用の例の紹介もします。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
高等学校、中高一貫校での教員
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
授業では、教員経験を生かして、実践的な指導を行って行きます。
テキスト・参考文献等
必要な資料は事前にmanabaにアップしますが、授業時にも適宜配付します。
・中学校学習指導要領(平成29年3月告示 文部科学省)
・高等学校学習指導要領(平成30年3月告示 文部科学省)
・中学校学習指導要領解説理科編(平成29年6月 文部科学省)
・高等学校学習指導要領解説理科編(平成30年3月告示 文部科学省)
・『評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料【高等学校理科】』
国立教育政策研究所教育課程研究センター(教育出版)2012年7月
・『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校 理科』
国立教育政策研究所教育課程研究センター(東洋館出版社)2020年7月