シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
理科教育法4 | 2024 | 後期 | 金5 | 理工学部 | 村石 幸正 | ムライシ ユキマサ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC3-B217
履修条件・関連科目等
(原則として)教育実習を終え、理科の教員免許状の取得を目指す者。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
1.課題研究など探究的な学習について、実際の研究報告書をもとに、どのように指導したら良いかを検討していきます。
2.教育実習での経験をもとに、教材研究を行い、報告します。
3.さまざまな授業方法を学び、その授業方法に適した項目を設定し、教材を研究し、学習指導案を作成して模擬授業をするとともに、その授業での評価についても、受講者相互の協議を通して、授業力の向上を目指します。
科目目的
1.理科における課題研究における指導についての視点を持てるようにする。
2.教材研究の様々な観点を身につけるようにする。
3.さまざまな授業方法による理科の授業についての視点を持てるようにする。
到達目標
授業を通して達成すべき目標に対し、多様な教材の活用、授業の方法があることを学び、実際にそれらの方法を模擬授業や研究協議を行うことを通して多様な授業ができるようにするとともに、その授業での評価についても検討する。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション(教育実習を終えて:学校現場におけるICT活用、理科教育の問題点 の確認 など)
第2回 教材研究の意味・意義、教育実習での教材研究の実践
第3回 教材研究の報告と事後協議(1) 中学校 第1分野 エネルギー領域
第4回 教材研究の報告と事後協議(2) 中学校 第1分野 物質領域
第5回 教材研究の報告と事後協議(3) 中学校 第2分野 生命領域
第6回 教材研究の報告と事後協議(4) 中学校 第2分野 地球領域
第7回 教材研究の報告と事後協議(5) 高等学校 物理
第8回 教材研究の報告と事後協議(6) 高等学校 化学
第9回 教材研究の報告と事後協議(7) 高等学校 生物
第10回 教材研究の報告と事後協議(8) 高等学校 地学・科学と人間生活
第11回 さまざまな授業方法(1) 仮説実験授業・学びの共同体
第12回 さまざまな授業方法(2) 教えて考えさせる授業、知識構成型ジグソー法
第13回 さまざまな授業方法(3) その他(アクティブラーニング型授業、到達目標・学習課題方式、反転授業 など)
第14回 全体のまとめ、自分の課題と目指すものの確認
定期試験は実施しない
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習:次回の内容について、手元の教科書や資料に目を通しておいてください。
復習:中学生・高校生の時の理科の授業を思い出しながら毎回の授業を振り返り、不明な点があれば質問してください。
その他:具体例として取り上げる課題研究のレポートの指導の視点を予め考える。
さまざまな授業方法による理科の授業の指導案を作成する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 30 | 課題レポートを課します |
平常点 | 70 | manabaのアンケート機能を用いて、「今日の授業で学んだこと」についてまとめをします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が75%に満たない者、課題レポートを提出しない者はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
質問は、次の授業の冒頭で回答・説明します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
課題研究例の検討の際、グループワークで取り組む。
模擬授業を行う。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
課題研究例の指導のしかたに際し、先行研究や指導資料などの検索を行う。
模擬授業では、積極的に ICTを活用してもらいたい。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
高等学校、中高一貫校の教員
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
中高一貫校の教員経験を生かして、実践的な指導をしていく
テキスト・参考文献等
必要な資料は事前にmanabaにアップしますが、授業時にも適宜配付します。
・中学校学習指導要領(平成29年3月告示 文部科学省)
・高等学校学習指導要領(平成30年3月告示 文部科学省)
・中学校学習指導要領解説理科編(平成29年6月 文部科学省)
・高等学校学習指導要領解説理科編(平成30年3月告示 文部科学省)
・『評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料【高等学校理科】』
国立教育政策研究所教育課程研究センター(教育出版)2012年7月
・『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校 理科』
国立教育政策研究所教育課程研究センター(東洋館出版社)2020年7月
その他特記事項
毎回提出してもらうアンケートには、「本時でわかったこと、学んだこと」(授業のまとめ)を記してもらうとともに、『今日の授業を受けて、「まだわからない事」「新たに浮かんだ疑問」「その他の質問」』を記入する欄を設けています。
質問は、次の授業の冒頭で回答・説明します。