シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報セキュリティ論 | 2024 | 後期 | 木2 | 総合政策学部 | 影井 良貴 | カゲイ ヨシタカ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IM2-9001
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代社会は、情報社会、ネットワーク社会、知価社会など様々な言葉で呼ばれているが、その基本的な構造は、インターネット等によって接続されたコンピュータ群の中に各種のプログラムや様々なデータを格納し利用するようになっているシステムである。そして、この構造は、技術の進歩によって変化してきていると同時に、情報そのものも変化してきている。このような状況の中で、社会の正常性を維持するために必要な概念の1つが情報セキュリティである。
本講義では、社会の基本構造を理解するとともに、この仕組みが直面している脅威を知り、それに対する技術的、法制度的な対策を学習することにより、個人や組織が行うべき情報セキュリティに対する具体的な対応策やその考え方を学習する。
科目目的
情報システムとインターネット等によって成り立っている現在の情報社会の基本構造とその状況に応じた情報セキュリティの基本的な概念を理解すると共に、情報の流通に関する各種のリスクにを想定し対応する個人的・組織的な基本的な能力を身につける事を目標とする。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・コンピュータやネットワーク等で構成されている現在の情報社会の構造を理解し、説明できるようになること。
・情報に関連する法制度の概要を理解し、説明できるようになること。
・情報リスクに関する対処について、技術的、システム的、法制度的な観点で提案できるようになること。
授業計画と内容
1.情報社会の基本構造
2.現状のシステムと情報の利用方法
3.情報セキュリティの概念1 脆弱性
4.情報セキュリティの概念2 脅威とリスク
5.ネットワーク及びコンピュータシステムに関する事件事故やその対策
6.情報セキュリティの中核技術としての暗号技術
7.情報セキュリティの中核技術としての認証技術
8.情報関連法制度
9.個人情報保護(概要)
10.個人情報保護(各論)
11.情報セキュリティマネジメント
12.リスクコミュニケーション
13.電子証跡
14.まとめ:情報セキュリティと情報社会
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 34 | 期末に行う試験(教科書等や限定された資料の持ち込みは可)によって、基本的な考え方についての理解度を評価する。 |
レポート | 33 | 各回の講義の時に出題するレポート課題について、記述要領に従って作成して提出すること。内容についても評価する。 |
平常点 | 33 | 各回の講義の最後に行う小テストの成績による。 |
成績評価の方法・基準(備考)
以下の3項目を総合して評価する。(それぞれを約1/3ずつとする)
・平常点として毎回の小テスト(提出と成績)
・各回毎に出題するレポート課題(提出と内容)
・期末試験(出席と内容)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
疑問や質問については、メールを使って行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
情報通信ネットワークの開発を経て、情報セキュリティ技術・システムの開発に従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
個別の技術や制度ではなく、現実社会全体から見た場合の情報セキュリティの状況やその重要さ・大切さを理解できるようにする。
テキスト・参考文献等
「情報セキュリティ読本 六訂版 -IT時代の危機管理入門-」
著者:情報処理推進機構(IPA)
出版社:実教出版株式会社 ISBN:978-4-407-36117-9
講義では、主にスライドを使用するが、予習と復習及び試験時に使用する。
参考資料については、その都度講義の中で紹介する。
その他特記事項
何か質問等がある場合には、講義の時間の前後か、以下へメールをすることにも可。
kyoshitaka002l@g.chuo-u.ac.jp