シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会統計学 | 2024 | 前期 | 火2 | 総合政策学部 | 篠木 幹子 | シノキ ミキコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-SC2-0002
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
情報化社会である現代社会において、社会問題に関するデータを収集し、それを分析するための知識は重要なものである。本講義では、さまざまな社会現象を統計学的に分析する方法を学ぶと同時に、論文で使用されている統計学的分析や官庁統計、世論調査の結果を正しく読み取る能力を養う。また、アンケート調査において収集されたデータを適切に統計分析で扱う方法を取得する。
科目目的
本科目の目的は次の通りである。
(1)社会統計学の基本的な知識を理解する。
(2)アンケート調査独自のデータ処理の方法や変数の作り方を理解する。
(3)統計ソフトを使用し、自分でデータ分析ができるようになる。
到達目標
授業では、毎回基礎的な知識を学習したのち、それを具体例を用いて応用していく。とりわけ、アンケート調査の形式の具体例を用いて自ら分析し、適切な解釈ができるようになることを目指す。また、学期の後半ではSPSSという統計ソフトを利用しながら、初歩的な多変量解析の方法について学ぶ(社会状況に応じて、学内でSPSSが使用できない場合は、エクセルを用いて分析を行う)。また、アンケート調査の回答をいかに統計分析のデータに変換し、どのように扱い、統計分析を行えばよいのかも併せて習得する。
授業計画と内容
第01回 度数分布表を記述する(記述統計量)
第02回 クロス表を作成する(カイ二乗検定)
第03回 2つの平均値の差を検定する(1)(正規分布の性質と平均の差の検定)
第04回 2つの平均の差を検定する(2) (t検定)
第05回 複数の平均の差を検定する(分散分析の考え方)
第06回 2つの連続変数間の関係を推定する(1)(回帰分析の基礎)
第07回 2つの連続変数間の関係を推定する(2)(重回帰分析)
第08回 多重クロス表を分析する(エラボレーション)
第09回 調査票の作り方・コーディング・データ化
第10回 SPSSの使い方(単純集計・変数の作り方1)
第11回 SPSSの使い方(カイ二乗検定・変数の作り方2)
第12回 SPSSによる分析(t検定、分散分析・変数の作り方3)
第13回 SPSSによる分析(相関と回帰分析)
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 試験で出題された問題に解答できているかどうか |
その他 | 40 | 授業中に示した課題に適切に解答できているかどうか |
成績評価の方法・基準(備考)
期末試験60%、授業中に随時出す課題40%によって評価する。全体で60%を超えているものを合格とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
片瀬一男・阿部晃士・高橋征仁 『社会統計学ベイシック』 ミネルヴァ書房, 2015年.
ISBN 978-4-623-07403-7 3,240円
参考文献:
須藤 康介・古市 憲寿・本田 由紀, 『文系でもわかる統計分析』 朝日新聞出版, 2012年.
ISBN 9784023310438 1,470円
片瀬一男・阿部晃士・林雄亮・高橋征仁, 『社会統計学アドバンスト』ミネルヴァ書房, 2019年.
ISBN 978-4623083701 3,