シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法と経済学 | 2024 | 前期 | 金6 | 総合政策学部 | 土門 晃二 | ドモン コウジ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IF3-0001
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
法律に経済的分析が有用であるものが多く存在する。法と経済学は、欧米の多くの大学で開講されている科目であり、その重要性は経済学者のみならず、法学者でも認められているところである。この講義では、スタンダードな法と経済学、および最近のテーマについての議論を行う。特に、所有権の考察に焦点を当てる。最終的に、法律の根拠を経済学的に考察する素養を身につけることを目標とする。
*授業は、ライブ・オンライン配信で実施する(アクセス・コードは授業開始前に知らせる)。画面上に、教員の書く手書きの内容が映し出される。
科目目的
受講生は、経済学の理論に基づいた法学の論理を習得する。環境規制、違法行為の取り締まり、独占禁止法、私的所有権の制限、知的財産権、最適な過失責任などに関して、具体的な事例やゲーム理論を用いて理論的な根拠について理解を深める。
到達目標
法律の背後に隠れている経済原則を理解し、法政策の意味を具体的に理解する。
授業計画と内容
第1回:法と経済学の概要
第2回:知的財産権の経済分析の事例1(著作権侵害)
第3回:経済学の基礎概念1(経済厚生)
第4回:経済学の基礎概念2(非協力ゲーム)
第5回:所有権の経済的意義
第6回:所有権と外部性(コース定理)
第7回:所有権と公共財(収用権)+第一回小テスト模範解答
第8回:独占禁止法の経済的根拠(市場独占)
第9回:独占禁止法とカルテル(寡占市場)
第10回:知的財産権の経済分析の事例2(商標権・意匠権侵害)
第11回:過失責任の経済的根拠(ハンド公式?)+第二回小テスト模範解答
第12回:過失責任のゲーム的展開(相互的回避可能性)
第13回:知的財産権の経済分析の事例3(経験財・信用財)+第三回小テスト模範解答
第14回:総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前配布の講義ノートを授業前に見ておくこと
授業時間外に課される小テスト(三回)を提出すること
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 三回の小テストの提出した内容を評価 |
期末試験(到達度確認) | 70 | 試験(オンラインで授業後に提出)の点数 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
小テストの模範解答を行い、理解を深める。
ライブ配信は録画し、授業中のメモ書きと一緒にmanabaにアップロードする。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献
Hans-Berd Schafer and Claus Ott, The economics analysis of civil law, Edward Elgar, 2004
その他特記事項
この科目はライブ型オンライン授業として実施します。