シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎演習Ⅰ | 2024 | 前期 | 金4 | 総合政策学部 | 黒田 絵美子 | クロダ エミコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-BS1-0001
履修条件・関連科目等
落語に興味のある人、寄席に行ったことのある人の履修が望ましいですが、未体験の人でも深い興味があれば受講可能です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
古典落語の名作を聴き、また、テキストを読んで、作品のテーマとNarrativeの手法を分析し、プレゼンを行ったのち、クラスでディスカッションを行う。最終的にはプレゼンの原稿を論文形式に改訂し、基礎演習論文集を作成する。
科目目的
Narrativeの手法について、主に落語を題材として、ドラマの表現手法を分析する。パワーポイントを使ったプレゼンテーションの基本的な手法の習得と、論文の書き方の習得を目標とする。
到達目標
落語の学びを通して、総合政策的な人間研究の視点を身に着け、各自の研究テーマを決定する糸口を見出すとともに研究成果を論理的にプレゼンしたり、レポートにまとめるスキルを身に着けることを到達目標とする。
授業計画と内容
第01回 教員によるオリエンテーション 授業の進め方、落語の成り立ちについて
第02回 名作落語抜粋をビデオ鑑賞したのち、各自が気付いた点、研究したい点を論じ合う。
第03回 Narrativeの手法という観点から徐々に各自の落語へのアプローチ方法を絞っていく。(扱う作品、どのようなテーマでくくるか、どのような視点から論ずるか)
第04回 長屋を舞台にした噺で扱われるテーマ(大家を中心とするコミュニティー)
第05回 武士が登場する噺で描かれる人間関係
第06回 受講生が選んだテーマに関する短いプレゼンテーション
第07回 前回のプレゼンテーションをもとにテーマを抽出、ディスカッションを行う
第08回 前回のプレゼンテーションをもとにテーマを抽出、ディスカッションを行う
第09回 ディスカッションにより得られた発展的テーマをもとに各自ファイナルプレゼンテーションのテーマを設定、分析手法を検討する
第10回 ファイナルプレゼンテーションのテーマを設定、分析手法を検討する
第11回 各自のテーマに応じ、教員による新たな題材、分析手法の紹介
第12回 ファイナルプレゼンテーション
第13回 ファイナルプレゼンテーション
第14回 ファイナルプレゼンテーションの原稿を論文形式に改訂したものを推敲 / 基礎演習論文集を作成
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
メンバーの興味と趣向に応じて、落語や能など、日本の古典的芸能を鑑賞する機会を設けたい。プレゼンの準備、論文作成。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 40 | テーマの独創性、分析の充実度 |
期末試験(到達度確認) | 40 | テーマの独創性、先行研究の理解度、分析の充実度、プレゼンの明確さ |
平常点 | 20 | ディスカッションへの参加度 |
成績評価の方法・基準(備考)
プレゼンについて、テーマの独創性、2回のプレゼンでいかに中身が深まっているかなどを評価する・・・40%
最終提出論文・・・40%
他の人のプレゼンに関し、いかに的確なコメント、質問をしたか、など、授業への積極的な参加の度合い・・・20%
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
アメリカ演劇翻訳家、オリジナル戯曲作家、演出家、新作落語脚本家としての実務経験あり。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
舞台芸術について具体的に講ずることが可能である。
テキスト・参考文献等
レジュメを配布します。授業に扱う作品については、初回の授業の折に候補作品を紹介したのち、各自の興味に合った作品を選んでいきます。その他、適宜、参考文献を紹介します。
その他特記事項
半期の授業内で研究出来る作品数が限られてしまうため、毎回、宿題として2~3作品の古典落語を聴いて内容に関するレポートを書いて来る。最終回には論文集の編集・コピーを行うので、論文はプレゼン準備と共に早めに完成させること。