シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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消費者認知脳科学 | 2024 | 後期 | 金2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 檀 一平太 | ダン イッペイタ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-HI5-3C24
履修条件・関連科目等
英語開講の科目であるため、TOEIC600点以上の英語力がないと授業についていけない可能性があるため、それ未満の履修希望者は予め相談していただきたい。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
本コースは基本的に英語で開講されるが、時々、日本語の要約翻訳を行うので、比較的理解はしやすいはずである。
授業の概要
マーケティングが働きかけるのは消費者の脳である。そこで、消費者の脳の働きを解明し、マーケティングに活用するというアプローチが有用となってくる。このような試みは、ニューロマーケティング、消費者神経科学として研究が盛んになりつつあるが、学問分野としてはまだ発展途上である。本講義では、その概要を捉え、今後の分野発展に関する洞察を得る。特に、方法論に関しては重点を置く。この意味で、認知脳科学の研究法に関するガイダンスも得られる。
科目目的
本講義は消費者認知神経科学における基礎的なリテラシーを涵養し、消費者の脳で展開する思考に関する洞察を得ることを目的とする。
到達目標
本講義により、学生は消費者認知脳科学の基本概念を理解し、自分自身の視点から分野を捉える能力を身に着けることが望まれる。
授業計画と内容
日本語
(1) 認知マーケティング(消費者認知脳科学)とはなにか
(2) 消費者認知脳科学における黎明期の研究
(3) fMRI
(4) 学生プレゼンテーション(黎明期の研究)
(5) 行動解析
(6) 視線解析
(7) 生理心理学的解析
(8) fNIRS
(9) 脳波
(10) 学生プレゼンテーション(手法)
(11) 感覚
(12) 情動
(13) 記憶
(14) 学生プレゼンテーション(脳機能)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 講義内での活発な議論を重視する |
その他 | 50 | プレゼンテーション |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業中は、必要に応じてPC操作を行うことを前提とする。学生が使用するPCに、統計解析ソフトがインストールされていることが授業の前提となる。適切なPCがない場合は、貸与する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
本学において、複数企業との共同研究を通して、消費者認知神経科学的手法の応用を実践している。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
これらの経験を本講義にフィードバックする。
テキスト・参考文献等
授業において必要なテキスト、論文はManabaにアップロードする
その他特記事項
本講義は人間総合理工学科の学部科目である「認知マーケティング」との合併科目である。本講義をすでに受講した場合、大学院での重複履修は認められない。