シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生物圏システム学 | 2024 | 前期 | 月2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 高田 まゆら | タカダ マユラ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-BI5-3C36
履修条件・関連科目等
生物多様性の維持創出機構や生物多様性の保全管理に関する研究に取り組んでいる、もしくは深い興味を持っていることが履修要件となる。
基礎生態学、保全生態学概論を優秀な成績で単位取得していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生態系および生物多様性に関する科学的な分析・評価にかかわる生態学および自然誌の最新の知見を国際的な学術論文のレビューから学び、それを活用して具体的な課題をたてて研究計画を立てるための能力を身につける。重要な研究分野のレビューを自発的な学習として行い、その成果を発表し、討議するアクティブ・ラーニングの形式で授業を行う。生物多様性指標、生物多様性市民科学および自然再生、指標生物の野生復帰など、生物多様性の保全・管理に関する科学の中心的なテーマを重点的に学ぶ。
科目目的
多くの国際的な学術論文を自身で検索、熟読、理解することで、自身で設定した生態学に関連する様々な研究課題の重要性や意義を十分理解し、研究手法や解析手法等を習得できる知見や技術を身につける。
到達目標
生態系・生物多様性保全に関する科学的な見方、分析・評価方法、および科学と社会との相互作用に関する確かな専門的知識を身につけ、生物多様性の保全・再生の現場で活用できるようにする。
授業計画と内容
1.生物多様性指標論1 生態学・保全生態学とは、論文レビューの方法
2.生物多様性指標論2 さとやま生態系など空間生態学的指標
3.生物多様性指標論3 樹冠サイズ指数など森林指標
4.生物多様性指標論4 さとやま・農業生態系生物指標(昆虫)
5.生物多様性指標論5 さとやま・農業生態系生物指標(節足動物)
6.生物多様性指標論6 さとやま・農業生態系生物指標(両生類)
7.生物多様性指標論7 さとやま・農業生態系生物指標(鳥類)
8.生物多様性市民科学論1 地球規模での現状
9.生物多様性市民科学論2 欧米での実践の多様性と意義
10.生物多様性市民科学論3 日本における現状
11. 生物多様性市民科学論4 プログラムの企画立案
12.論文レビュー成果発表、討論1 生物多様性保全
13.論文レビュー成果発表、討論2 生物多様性管理
14.論文レビュー成果発表、討論3 野生復帰
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
生態学の基礎的な概念や知識・理解を十分に習得してから授業にのぞむこと。
授業内容と関連した分野の国際的な文献を多数検索、熟読し、発表(プレゼンテーション)を準備する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | プレゼンテーション及び質問への返答等 |
平常点 | 70 | 各講義中の活動内容(発表、意見交換)等 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業中の活動(発表、意見交換)を毎回評価し、それを総合して科目の評価とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
生態学:基礎から保全へ 培風館
Trends in Ecology & Evolution などの生態学に関連する国際的学術雑誌