シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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財政学 | 2024 | 後期 | 火4 | 岩崎 雄也 | イワサキ ユウヤ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-PB2-0001
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
財政学とは、政府や公共部門の経済活動について分析・考察する学問です。この科目では、主に後掲の文献(1)をもとに、財政に関する基礎的な理論や制度について講義します。
科目目的
この科目は、財政に関する基礎的な知識を身につけたうえで、学位授与の方針で示されている「専門性に基づく複眼的思考能力」を修得することを目的としています。
到達目標
この科目では、以下の2点を到達目標とします。
(1)財政に関する基礎的な理論や制度を理解できるようになる。
(2)現実の社会における課題を解決するための知識や思考力を身につける。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス / 財政学の基礎①:財政学とは何か、財政の役割
第2回 財政学の基礎②:財政の仕組み、市場と効率性
第3回 市場の失敗と政府の役割①:外部性、公共財
第4回 市場の失敗と政府の役割②:社会厚生と再分配政策、効率性と再分配政策
第5回 政府介入の意義と政府の失敗①:景気安定化機能、公共投資と社会資本
第6回 政府介入の意義と政府の失敗②:公営企業と規制産業、政府の失敗
第7回 地方財政と政府間財政関係①:地方財政制度の概要、政府間財政移転と地方債の実際
第8回 地方財政と政府間財政関係②:地方分権の経済分析、政府間財政移転の経済分析
第9回 租税制度とその効果①:租税の基礎理論、消費に対する課税
第10回 租税制度とその効果②:所得に対する課税、法人に対する課税、資産に対する課税
第11回 政府支出と社会保障①:公的年金、医療・介護
第12回 政府支出と社会保障②:子育て・教育、生活保護と公的扶助
第13回 財政赤字の負担:財政赤字と財政収支、持続可能性と財政再建、中立命題
第14回 総括 / 到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 50 | 2回の小テスト(25点×2=50点)で各回の理解度を確認します。 |
期末試験(到達度確認) | 50 | 期末試験(50点)でこの科目の到達度を確認します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
初回のガイダンスで成績評価方法の詳細を説明します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書として指定はしませんが、以下の文献(主に1)をもとに講義を行います。
(1)畑農鋭矢・林正義・吉田浩『財政学をつかむ 第3版』有斐閣、2024年
(2)持田信樹『財政学』東京大学出版会、2009年