シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
都市計画論 | 2024 | 前期 | 水3 | 総合政策学部 | 益邑 明伸 | マスムラ アキノブ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-UR3-0002
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この講義では、都市計画、まちづくりに関する国内外の展開について説明する。日本の各地で「都市計画」、「まちづくり」が取り組まれている。その内容は、各地の歴史や風土、資源、課題によって様々である。本授業は、都市計画・まちづくりに関する基本的な知識を学ぶ入門科目である。本授業では、日本の各地の都市計画・まちづくりの実践例を俯瞰することで、地域の成り立ちについての理解を深め、地域をデザインする視点を学ぶことを目指す。
科目目的
講義内容を踏まえ、都市に関する現状を適切に理解するとともに、今後予想される社会情勢の変化も踏まえ、これからの都市のあるべき姿とその実現化方策について自分の考えを論理的に提示する能力を習得すること。
到達目標
・都市計画・まちづくり・地域づくりに関する基本的な概念を説明できる。
・日本の各地の都市計画・まちづくり・地域づくりが抱える課題の概要を理解し、説明できる。
授業計画と内容
第1回 「ガイダンス/都市空間を観察する」
設計=デザインを考える前に、まず我々の生活を成り立たせている環境について、観察し、考察してみる。また、小レポート課題を出題する。
第2回 「都市空間を観察する」
我々の生活を成り立たせている身近な環境における、人間の振る舞いの痕跡や、空間設計や法制度の痕跡をたどる。
第3回 「心地よい都市空間とはなにか」
これまでの生活を振り返り、都市・地域の中の心地よい空間について、批評する。
第4回 「心地よい都市空間の広がりを考える」
これまでの生活を振り返り、都市・地域の中の心地よい空間について、批評する。
第5回 「都市計画とまちづくり」
都市計画とまちづくりは同じ概念ではない。その違いについて学ぶことで、まちづくりにおいて相反する価値について考える。
第6回 「法定都市計画とは」
都市計画の基本的仕組みと土地利用規制について解説する。
第7回 「世界の都市再生と都市計画・まちづくり」
国外の都市再生の事例として、特に有名な事例を紹介する。
第8回 「日本の都市再生・地域再生と都市計画・まちづくり:身近な暮らしの空間」
国内のまちづくりの事例から、課題と取組のヒントを学ぶ。
第9回 「日本の都市再生・地域再生と都市計画・まちづくり:縮退する都市」
国内のまちづくりの事例から、課題と取組のヒントを学ぶ。
第10回 「観光とまちづくり」
主に、歴史的市街地や景観という地域資源が観光の対象となっている地域の事例を紹介する。観光の功罪について考える。
第11回 「災害と都市計画・まちづくり(防災・減災)」
都市は常に様々なリスクを内包している。それを災害としないための、まちづくりとしての対応を紹介する。
第12回 「災害と都市計画・まちづくり(復興)」
災害発生は、時に都市を破壊する。まちの再建が必要となるが、必ずしもみなが満足するような復興状況にならない。被災地の変化を紹介し、災害復興の課題について考える。
第13回 「医療・福祉とまちづくり」
超高齢社会対応のまちづくりについての取り組みを紹介する。またまちづくり・都市計画における社会的な包摂についても考える。
第14回 「都市計画・まちづくりと情報」
情報化社会はまちづくりの分野にも到来している。3D都市モデル、GISや人流解析、都市解析の基本について学ぶ。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 70 | 授業中に出題する課題についてのリポート提出を期末に求める。レポートは①課題に適切に答えているか②内容に独自の視点があるか③レポートの構成が論理的か、の3点から評価する。 |
平常点 | 30 | 各授業の履修後にコメントを提出することを求める。コメントの内容は、個人が特定されない範囲で授業中に紹介することもあり得る。初回に出題する小リポートは平常点に参入する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストはなし。参考文献については講義中に紹介する。