シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習Ⅱ | 2024 | 後期 | - | 総合政策学部 | 高野 さやか | タカノ サヤカ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IF2-SM02
履修条件・関連科目等
「文化人類学Ⅰ」を履修済みであることが望ましい。また「法人類学」を履修予定であること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
文化人類学は人々の多様な実践と結び付けて、現代社会の諸問題を論じてきた。この授業ではこ
うした人類学の文献を手掛かりに、身の回りの問題を読み解いていく。2年生前期はまず文献資料
に向き合うときの構えを確認し、後期は履修者の関心に応じたテーマに関する文化人類学の蓄積について学ぶ。こうした作業を通じて、自分なりの議論を構築するための基本的な概念を身に付ける。
科目目的
日本および世界で起きている問題を文化人類学の視点から考察する。全体を通じて、自分で問い をたててそれに答えることを意識し、それに必要な各種のスキルを磨く。
到達目標
2年次にはインターネッ ト上の情報、一般書・教科書・学術論文などさまざまなスタイルの文章の特質を把握して使い分けることを意識し、複数の文献を結び付け問題意識を更新するという作業のイメージをつかむ。
授業計画と内容
第01回 ガイダンス、研究関心の共有、発表担当決め
第02回 研究テーマの設定と共有
第03回 フランス民族学の形成:マルセル・モース
第04回 機能主義:ブロニスロウ・K・マリノフスキー
第05回 エスニシティ論:フレデリック・バルト
第06回 ナショナリズム・国家論:ベネディクト・アンダーソン
第07回 構造主義人類学:クロード・レヴィ=ストロース
第08回 実践理論:ピエール・ブルデュー
第09回 ジェンダー論:ジュディス・バトラー
第10回 医療人類学:アーサー・クラインマン
第11回 グローバリゼーション論:アルジュン・アパデュライ
第12回 存在論的人類学:ブルーノ・ラトゥール
第13回 存在論的人類学:アネマリー・モル
第14回 学年末レポート構想発表
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
全員が課題文献を読み込み、質問を考えてから授業に臨むこと。その他、授業中に提示する課題
に積極的に取り組むこと。ゼミ合宿等は基本的に行わない。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 授業で学んだ内容をふまえて、それぞれの研究関心が深められているかどうかを評価します。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度、課題の提出の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
岸上伸啓(編著)『はじめて学ぶ文化人類学―人物・古典・名著からの誘い』ミネルヴァ書房、2018年。
参考文献
綾部恒雄・桑山敬己(編)『よくわかる文化人類学〈第2版〉』ミネルヴァ書房、2012年。
ヘンドリー、ジョイ『〈増補新版〉社会人類学入門―多文化共生のために』法政大学出版局、2017年。