シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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事例研究(演習)Ⅱ | 2024 | 後期 | 水2 | 総合政策学部 | 堤 和通 | ツツミ カズミチ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IF3-SM02
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【研究テーマ】
科目目的
社会安全に関する法政策を学ぶことを目的とする。具体的には、少年非行予防、犯罪者更生、親密圏の安全(児童虐待や配偶者暴力の問題)、サイバー・セキュリティ、テロなどの問題を、法の意理論と法に関する理論から考察する。法の理論とは、法律や判例のことを、法に関する理論とは、社会での法の生成と帰結のことを指す。法律関連科目や社会学関連科目で学んだことを社会安全の解決に役立たせることを目指す。本科目は「Ⅰ」を踏まえて、事象の報道や白書での記述で把握する問題を広げながら、現在の法制、政策の基本的な関心についての理解を深め、その関心が生まれた背景事情と、法制、政策が目指す(べき)望ましい成果が社会で帰結するのに必要なことを考察する。
到達目標
法の理論と法に関する理論を両輪とする法政策学のアプローチを身につける。「Ⅰ」で学んだことを踏まえ、問題事象についてのさらに立ち入った考察を加えることで、現在の法制、政策がどのような関心と背景事情で生成したのかを考察し、法制、政策が目指す(べき)望ましい帰結が生まれているのか、また、生まれるのに必要なことは何かを考察する。その中で、立法経過やその背景にある社会的関心を捉える理解力と、法制、政策の社会的帰結を考察するアプローチを身につける。
授業計画と内容
1 科目概要
2 社会安全政策の問題:サイバーセキュリティ
3 社会安全政策の課題:テロ
4 法政策学基礎:法の理論と法に関する理論
5 法政策学基礎:法の理論(Llewellyn )
6 法政策学基礎:法に関する理論(犯罪学)
7 法政策学基礎:法に関する理論(規範秩序)
8 法政策学基礎:法に関する理論(生態学アプローチ)
9 課題へのアプローチ:少年非行の予防(社会発達戦略)
9 課題へのアプローチ:更生(犯罪学の統合理論)
10 課題へのアプローチ:サイバーセキュリティ
11 課題へのアプローチ:テロ
12 課題へのアプローチ:企業犯罪
13 法政策の展望:社会生活のパタンと法
14 法政策の展望:規範秩序と政策展開
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 課題について水準に達している場合には60点以上。 |
平常点 | 30 | 無断欠席が続く場合には0点。授業時の質疑、ディスカッションでの姿勢や発言内容で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
「テキスト」は指定しない。
「参考文献」として、堤和通『刑事司法の展開 ー応報正義と法政策ー』(信山社、2022年)。
法令や、裁判例は公式のサイトや大学図書館のデータベースから利用可能。
課題ごとに文献を指定又は推薦する。