シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ドイツ語1年特設クラス(春)2・4/ドイツ語1年特設クラス(春)(Ⅱ・Ⅳ) | 2024 | 春学期 | 土1 | 法学部 | 須藤 正美 | ストウ マサミ | 2~4年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-GE1-002M,JU-GE1-004M
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
文法復習プリントを使用して文法の確認をしながら、平行して毎回5行ないし10行程度の独文を辞書を使って読解する練習を重ねて行きます。これに加えてKaffeepause(コーヒー休憩)コーナーで、ドイツ語だけでなく、ドイツの文化、社会、歴史などについての理解をも深めます。
科目目的
初級文法の中でもわかりにくい部分 (初級前半ならば語順、動詞の人称変化、冠詞類と形容詞の格変化、前置詞、分離動詞、再帰表現。初級後半ならば命令形、受動表現、関係代名詞、認容表現、接続法など)を中心に練習し、それと平行して短いドイツ語文の読解も行います。また、ネット上のドイツ(語)関連の便利なサイトの紹介、映画・音楽・ドキュメンタリーの鑑賞などを通じて、さまざまな角度からドイツ語とドイツ語圏文化の魅力を伝えたいと考えています。
到達目標
最初は平易な会話文、ある程度ドイツ語に慣れてきた段階で、報道文(ドイツのメディアが提供している「ニュースでドイツ語を学ぶ」などの比較的平易で興味深い記事を中心に選ぶ予定)を読み、柔軟なドイツ語読解能力を養います。
授業計画と内容
第1回:ガイダンス(今期の予定説明・アンケート・ドイツ語圏関連の映像資料の紹介)
第2回:文法確認(再帰代名詞・再帰動詞)と読解練習
第3回:文法練習(zu不定詞)と読解練習
第4回:文法確認(動詞の三基本形)と読解練習
第5回:文法確認(過去形と現在完了形)と読解練習
第6回:文法確認(従属の接続詞と副文)と読解練習
第7回:文法確認(形容詞の語尾変化)と読解練習
第8回:文法確認(形容詞の名詞化)と読解練習
第9回:文法確認(比較表現)と読解練習
第10回:文法確認(分詞と冠飾句)と読解練習
第11回:文法確認(受動文)と読解練習
第12回:文法確認(関係文)と読解練習
第13回:文法確認(不定関係代名詞)と読解練習
第14回:文法確認(前置詞と代名詞の融合形)と読解練習
(ただし各月末の最終授業日は小テストおよびその解説として実施)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
オンデマンド授業回には簡単な課題の提出があります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 各学期の学習内容の理解度を判定します。 |
平常点 | 50 | 随時行う小テストや授業中の学習態度、発言などの積極性を評価。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
独和翻訳家(日本文藝家協会会員)。
主な翻訳作品:
K.ヴァーゲンバッハ『カフカのプラハ』[改訳決定版](2022年、水声社)
H. オルトナー『ヒトラー爆殺未遂事件1939:「イデオロギーなき」暗殺者ゲオルク・エルザー』(2022年、白水社)
同『国家が人を殺すとき』(2019年、日本評論社)
同『ヒトラーの裁判官フライスラー』(2017年、白水社)
A.ポスタート『あるヒトラーユーゲント団員の日記 1928-35:「総統に仕えた」青年シャルの軌跡』(2021年、白水社)
N.オーラー『ヒトラーとドラッグ:第三帝国における薬物依存』(2018年、白水社)
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
戦後ドイツの過去との取り組みを中心に、政治・メディア・司法その他におけるナチス時代の負の遺産と向き合う姿勢や「記憶の文化」について紹介したいと考えています。オルトナー「我々を自由にするのは忘却ではなく、心に刻むことである」
テキスト・参考文献等
テキストは使用しない。毎回プリント配布。
参考書
『はじめてのドイツ語』 福本義憲 講談社(現代新書) 777円
さまざまなエピソードを通じてドイツ語の特徴を文章で説明している本です。初級向けですが、ひととおりドイツ語文法を習った後に読むとバラバラの状態の個々の文法知識が収まるべきところに収まって、ドイツ語はこういう言語だったのかと改めて納得できます。
『必携ドイツ文法総まとめ』中島 悠爾ほか 白水社 1680円
現代ドイツ語文法を要領よくまとめたハンドブックとして定評のあった本の改訂版。新正書法に関わる部分を中心として説明文・例文の書き換え・差し替えを行い、新たに補遺を追加。ハンドブックという概念を超えた充実の内容。