シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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先端環境分析学 | 2024 | 前期 | 月1 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 三苫 好治 | ミトマ ヨシハル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-VA5-3C63
履修条件・関連科目等
分析化学系科目を学修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
(1) 分光学の基礎
光の波動性と物質相互作用を学ぶ。
(2) クロマトグラフィーの基礎
不純物の同定やエネルギー源の分離・検出としても有効なクロマトグラフィーの原理を学ぶ。
(3) 原子分光分析
原子と光の相互作用(発光・吸光・蛍光)に基づくスペクトルを元素の同定(定性)・定量に利用する原子分光分析法について学び、環境・エネルギー分野での利用法を学習する。
(4) エネルギー分散型X線分析法
電子線やX線などの一次線を物体に照射した際に発生する特性X線(蛍光X線)から、物体を構成する元素と濃度を調べる元素分析手法を学ぶ。
(5) 質量分析法
各種のイオン化法で物質を原子・分子イオンにし、その質量数を測定することにより、物質の同定や定量を行う手法を学習する。
(6) 熱分析法
温度変化による材料の機能や効果の変化を測定する技法を学び、材料の持続可能な利用や熱効率向上に関する実践的な知識を学習する。
科目目的
分析化学では独創的なツールを創出し、それ自体が研究の目的となるが、環境・エネルギー分野では、それらの分析原理を学び、正しく限界を把握し、対象に対して適切に展開することが極めて重要となる。そこで本授業では、当該分野で利用頻度の高い分析法を学ぶ。
到達目標
各種分析法による定性及び定量分析の原理を理解すること、および、以下の知見を身に着ける。
原子分光分析の基礎と環境・エネルギー分野への応用
X線構造解析の基礎と環境・エネルギー分野への応用
質量分析の基礎と環境・エネルギー分野への応用
熱分析の基礎と環境・エネルギー分野への応用
授業計画と内容
第1回 光と物質の相互作用
第2回 分光測定技術
第3回 クロマトグラフィーの基礎
第4回 クロマトグラフィーの実際
第5回 分子分光分析の基礎
第6回 分子分光分析の実際
第7回 原子分光分析の基礎
第8回 原子分光分析のトレーニング
第9回 X線構造解析の基礎
第10回 X線構造解析のトレーニング
第11回 質量分析の基礎
第12回 質量分析のトレーニング
第13回 熱分析の基礎
第14回 熱分析のトレーニング
第15回 到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 授業中に共有するルーブリックに従い、作成すること。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。