シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報ナノシステム特論 | 2024 | 前期 | 木5 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 新家 昭彦 | シンヤ アキヒコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-ON5-4C12
履修条件・関連科目等
特に定めません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
将来の情報通信技術(ICT)社会を構築するためのまざまな技術が精力的に開発されています。本講演では、ICT社会の情報処理機器やインフラを構築するための要素技術として最近重要性を増しているマイクロ/ナノシステムの技術開発の現状、動向、今後の展望について説明します。
科目目的
この科目は、(1)情報・通信産業の将来像(ICT社会)とそれを支える技術開発分野、(2)半導体集積回路(LSI)の発展とそれを支える製造技術の動向および今後の展開、(3)将来の新しい電子デバイス、光デバイスの開発に向けたマイクロ・ナノテクノロジーおよび情報処理分野への展開とその周辺技術、について理解を深めることを目的とします
到達目標
具体的に取り上げるナノテクノロジーの研究成果を例にしながら、ナノテクノロジを通した人と情報通信技術との関係について理解を深め、研究技術開発を進める上での意識の持ち方や進め方などについて自身の考えを述べられるようになること
授業計画と内容
(1)講義の概要
(2)情報通信市場の現状と技術開発の関わり合いについて
(3)ナノ材料の概説
(4)ムーアの法則を維持する半導体テクノロジーの概要と動向
(5)最先端リソグラフィ技術
(6)リソグラフィからナノ加工へ
(7)今後のナノデバイス研究開発戦略
(8)単電子デバイス:電子1個で動くデバイス
(9)量子ビット・量子コンピュータ
(10)量子ニューラルネットワーク
(11)量子情報通信
(12)光情報処理・光集積回路
(13)これまでのまとめ
(14)企業の研究所見学
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 学期末にレポート課題を出題。 社会的背景・要望、問題提起、具体的な手段が明記され、得られる効果が定性的・定量的に評価されているか、を基準とします |
平常点 | 60 | 毎回の講義後に小問を課し、理解度を評価します |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
企業の研究所見学
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1999年4月~現在、日本電信電話株式会社 NTT物性科学基礎研究所勤務
シリコンフォトニクスやフォトニック結晶などナノフォトニクスを用いた光通信デバイスや光回路に関する研究開発業務に従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
企業におけるナノテクノロジ研究の紹介しつつ、意見交換やグループ討論なども交えながら授業を進めます
テキスト・参考文献等
特には指定しませんが、講義で配布する資料には、講義内容を補うために必要な参考文献を示します。
その他特記事項
参考URL
http://www.brl.ntt.co.jp/J/group_011/group_011.html