シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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アルゴリズム応用 | 2024 | 前期 | 火2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 今井 桂子 | イマイ ケイコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-IG5-8C12
履修条件・関連科目等
学部で学ぶ基本的なアルゴリズムやデータ構造、情報数学や計算量の知識があること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
アルゴリズムの設計技法と解析手法を学ぶ.問題の性質を分析し,適切な設計技法の選び方や計算量の解析の方法も学ぶ.
科目目的
現実に現れる社会的問題を数理的な手法で解くためには、アルゴリズム理論が不可欠であり、そのための知識や適切に利用できるような能力を身に付け、問題解決能力の育成を行う。また,解法を資料として記述し、他者に説明できる能力も育成する。
到達目標
様々な分野で表れる理論やアルゴリズムや数学について学び,応用に活かせるような力を養う.新たな問題に対して,どのような解法が適切であるかを判断し,アルゴリズムを設計したり,いくつかの数学的概念や手法を組合せたりすることによって,直面している問題を解決できるようになる.
授業計画と内容
量子アルゴリズムの講義を行う。また、学生によるアルゴリズムの紹介も行う予定である.
第 1回 量子コンピュータの基本
第 2回 量子アルゴリズムのためのベクトル空間1(ヒルベルト空間)
第 3回 量子アルゴリズムのためのベクトル空間2(線形作業素,ベクトルのテンソル積)
第 4回 量子アルゴリズムのための量子力学
第 5回 量子論理ゲート
第 6回 量子アルゴリズムの基本
第 7回 ドイチ・ジョザ・アルゴリズム
第 8回 ベルンシュタイン・ヴァジラニ・アルゴリズム
第 9回 サイモン・アルゴリズム
第10回 量子フーリエ変換
第11回 位相推定アルゴリズムと位数発見アルゴリズム
第12回 量子素因数分解と離散対数問題
第13回 量子探索アルゴリズム
第14回 量子通信プロトコル
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
輪読を担当する箇所については,分かりやすい説明が出来るように準備を入念に行うようにする.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 量子アルゴリズムの基本となる線形代数を理解し,量子アルゴリズムの設計方法について理解しているかどうかを評価する。 |
平常点 | 50 | 受講状況と課題の発表に対して評価をする. |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
必要に応じて,Webexミーティング等コミュニケーションツールを用いて双方向型の学び及び自主学習支援を実施する.具体的にはその都度指示する.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講義時に指定する.