シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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事例研究(演習)Ⅱ | 2024 | 後期 | 金3 | 総合政策学部 | 庄司 克宏 | ショウジ カツヒロ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IF3-SM02
履修条件・関連科目等
特殊講義Ⅰ(ヨーロッパ統合と法Ⅰ:EU法の基礎)とⅡ(ヨーロッパ統合と法Ⅱ:EU法と政策)、国際組織法、特殊講義(国際社会と法)を履修していない場合は、履修してください(必須)。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【研究テーマ】複数の主権国家が主権を維持したまま、スプラナショナル(超国家的)な協力を行うことはなぜ可能なのか、ということを欧州連合(EU)のトランスナショナル・ガバナンスを事例として、必要に応じて他の政府間国際機構(国際組織)と比較しながら研究する。
科目目的
事例研究Ⅰでの学習を踏まえて、EUを事例とするトランスナショナル・ガバナンスや、人権デューデリジェンスをめぐる国際関係におけるEUの法政策について事例研究を通じて理解し、それを説明することができるようになることである。
到達目標
EUのトランスナショナル・ガバナンスについて理論と実務を学ぶことにより、EUの法政策が日本やアジア太平洋においてどの程度ベンチマーク(比較評価基準)として応用可能かどうかを考察することができるようになることである。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション:研究テーマの説明、授業の進め方、課題教科書(アニュ・ブラッドフォード著、庄司克宏監訳『ブリュッセル効果―欧州連合はどのように世界を支配しているか』白水社、2022年)について
第2回 学外講師(1)
第3回 課題教科書(以下同じ) はしがき & 序章 プレゼント質疑(以下同じ)
第4回 Ⅰ理論:まえがき & 第一章:EUはどのようにしてグローバル規制パワーとなったか
第5回 第二章:ブリュッセル効果
第6回 第三章 文脈の中のブリュッセル効果
第7回 Ⅱ事例研究:まえがき & 第四章:市場競争
第8回 第五章:デジタル経済
第9回 第六章:消費者の健康と安全
第10回 第七章:環境
第11回 Ⅲ評価:はしがき & 第八章:ブリュッセル効果は有益か
第12回 第九章:ブリュッセル効果の将来
第13回 学外講師(2)
第14回 課題図書小テスト(参照可) & 卒業論文テーマの発表
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 20 | 課題教科書小テスト(内容理解度を評価する) 20% |
レポート | 65 | 夏休み課題「人権デューデリジェンスをめぐる国際関係と日本企業の対応」のレポートおよびゼミ合宿プレゼンテーション 20% 担当回のプレゼンテーション(パワーポイント)およびパワーポイント資料 30% 学外講師授業のコメント・感想文 15% |
平常点 | 15 | 質疑・コメント、出席(すべての回に無遅刻・無早退で出席すること、正当な理由がある場合を除く) |
成績評価の方法・基準(備考)
すべての授業回に無遅刻・無欠席で出席することが成績評価の前提であり、(正当な理由がない場合)欠席1回ごとに10%減点する(遅刻・早退もそれに準じる)。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
アニュ・ブラッドフォード著、庄司克宏監訳『ブリュッセル効果―欧州連合はどのように世界を支配しているか』白水社、2022年4月
参考文献
G.マヨーネ 著 , 庄司克宏 監訳『欧州統合は行きすぎたのか(上)〈失敗〉とその原因』岩波書店、2017年
G.マヨーネ 著 , 庄司克宏 監訳『欧州統合は行きすぎたのか(下)国民国家との共生の条件』岩波書店、2017年
庄司克宏著『ブレグジット・パラドクス』岩波書店、2019年
庄司克宏著『はじめてのEU法』有斐閣、2015年
庄司克宏著『新EU法 政策篇』岩波書店、2014年
庄司克宏著『新EU法 基礎篇』岩波書店、2013年
その他特記事項
参考URL
School of Transnational Governance, European University Institute
https://www.eui.eu/en/academic-units/school-of-transnational-governance