シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報セキュリティ法制 | 2024 | 前期 | 月2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 瀧口 樹良 | タキグチ キヨシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-PI5-8C98
履修条件・関連科目等
情報セキュリティや情報倫理への関心をもっていること
法制度に関する理解を深めたいと思っていること
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
急速に発展したインターネットによって「情報」「法」「安全」をめぐる新しい問題が日々生起している。
このような状況を踏まえ、法律学の基礎理論と、プライバシーと個人情報保護、知的財産権と著作権の保護、情報モラル(ネチケット)、メディアリテラシー、サイバー犯罪、AI倫理等の概要を中心とした情報セキュリティ法制について、理系の受講生が効果的な形で内容を理解できるように講義と発表形式の演習を行う。
科目目的
情報セキュリティに関する法制度の概要を理解すること。
到達目標
理系の受講生が、セキュアな社会を構築するために現行法制度がどう対応しているかについて概説することを目的とし、情報セキュリティ法制についての基礎的事項を理解して具体的事例に展開する能力を身につけることを到達目標とする。
授業計画と内容
(1)ガイダンス(情報セキュリティ法制度の概要)
(2)プライバシーと個人情報保護
(3)知的財産権と著作権の保護
(4)情報モラル(ネチケット)
(5)メディアリテラシー
(6)サイバー犯罪
(7)AI倫理
(8)情報セキュリティ法制度に関する演習発表①
(9)情報セキュリティ法制度に関する演習発表②
(10)情報セキュリティ法制度に関する演習発表③
(11)情報セキュリティ法制度に関する演習発表④
(12)情報セキュリティ法制度に関する演習発表⑤
(13)情報セキュリティ法制度に関する演習発表⑥
(14)情報セキュリティ法制度に関する演習発表⑦
※講義の順序は、変更することがある。
※演習の発表テーマは、受講生の希望を踏まえて設定する。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
関係する法律の条文を読むこと。
講義で触れる予定のテーマに即した関連する事案・インシデントについての情報収集に取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 演習発表を通じて講義目的を達成しているかを評価する。 |
その他 | 40 | 演習発表に対する質疑など、講義への積極的な参加を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当講師の瀧口は、「番号制度の実施に向けた自治体での対応」や「デジタル行政のあり方」などといったテーマで、コンサルティング活動のほか、財団法人全国市町村研修財団、一般社団法人日本経営協会、島根県市町村総合事務組合、島根県市町村振興協会、滋賀県市町村職員研修センター、及び各自治体に対する職員向け研修講師や講演活動等も行っている。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
上記の経験を活かして、個人情報保護の実務について講義する。
テキスト・参考文献等
【参考図書】
岡村久道『情報セキュリティの法律(改訂版)』商事法務(2011年)
瀧口樹良『迷走する番号制度-自治体の現場から見た課題-』時事通信出版局(2017年)
瀧口樹良『番号制度の導入を踏まえた地方自治体の個人データの利用と保護対策のあり方』時事通信出版局(2018年)
その他特記事項
特になし。