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シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:外書講読(政治学)A1(西)/外書講読(政治学)B1(西)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
外書講読(政治学)A1(西)/外書講読(政治学)B1(西) 2026 春学期 火3 法学部 松尾 俊輔 マツオ シュンスケ 3年次配当 2

科目ナンバー

JU-OL3-020S,JU-OL4-022S

履修条件・関連科目等

原則として、1・2年次で第二外国語としてスペイン語を履修しひと通りの基礎文法(目安として、「接続法の活用と用法」まで)を学んでいること、ないしはそれと同等のスペイン語学習経験を持つことを必須とします。不明な場合は、事前にメールで(もしくは初回授業の際に)相談してください。

授業で使用する言語

日本語/その他

授業で使用する言語(その他の言語)

スペイン語

授業の概要

この授業は、スペイン語の基礎文法をひと通り学び終えた学生を対象として、それらの文法事項を用いて実際に学術的な水準のスペイン語の文章を講読します。これを通じて、動詞の活用をはじめ2年次までで学んだ基礎的な文法事項を再度確認し定着させるとともに、アカデミックなスペイン語を読解するのに必要な中級〜上級レベルの語彙や文法事項を身につけていきます。また、それらの講読を通じてスペイン語圏諸国(特にラテンアメリカ)の歴史や政治、社会問題等についての理解を深めます。
春学期と秋学期の授業を併せて1年間かけて、スペイン語で書かれた政治・社会科学の学術論文をじっくり読み理解するのに十分なスペイン語力の基盤を養うこと、そしてラテンアメリカと世界に対するオルタナティブな見方を身に付けることがこの授業の目標です。

2026年1月、アメリカ合衆国軍の特殊部隊が南米ベネズエラに攻撃を行い現職の大統領を拘束・連行し、政権移行を迫るという事件が発生しました。その際、米国大統領ドナルド・トランプはこの作戦を「モンロー・ドクトリンを適用した」と表現しましたが、「モンロー・ドクトリン Monroe Doctrine」(日本語では「モンロー主義」とも言います)とは元々1823年に当時の米国大統領ジェームズ・モンローが発表した外交指針を指します。「モンロー・ドクトリン」とは何なのか?なぜこれが21世紀の今になって再び持ち出されているのか?トランプ政権の外交はこの言葉でもって何を目指しているのか?といった疑問に答えるためには、米国とラテンアメリカとの歴史的関係性の中で「モンロー・ドクトリン」がいかなる意味付けを与えられてきたかを理解しなければなりません。

このようなアクチュアルな問題意識に基づき、春学期の授業では、「モンロー・ドクトリン」の意味付けが1823年から現在に至るまで、米国とラテンアメリカとの政治的外交的関係の中でどのような変遷をたどってきたかを概括した最新のスペイン語論文を読みます(書誌情報は「テキスト」欄に記載)。本論文は、実質的に米国とラテンアメリカとの間の関係史(「米州関係史」と言います)の総説としても読めるものであり、本論文を通じて19世紀から現代までの近現代ラテンアメリカ史のポイントとなる重要な出来事や変化についても一定の理解を得ることが期待されます。

科目目的

1~2年次で学んだスペイン語の基礎文法を用いて実際にスペイン語の文章を読み、社会科学の学術研究の中で用いるに足るスペイン語の読解力の基盤を形成する。また、学術論文の読解をもとに、理論的な議論のやり方を身につける。併せて、スペイン語圏諸国(特にラテンアメリカ)の政治と社会をめぐる諸問題への関心と理解を深める。

到達目標

・動詞の活用をはじめとするひと通りのスペイン語基礎文法を再確認し、定着させる。
・基礎からさらに一歩進んだより豊かなスペイン語の語彙や文法知識を身に付け、それを自ら駆使して(辞書と参考書の助けがあれば)学術的な水準のスペイン語を読解できるようになる。
・学術論文において顕著に重視される「論理性」を持った議論と叙述の方法を身に付ける。
・講読内容を通じてラテンアメリカの政治と社会の諸相に対する理解を深め、それによって現代世界が抱える諸課題に対してよりグローバルかつ批判的な立場から挑むための視座を身に付ける。

授業計画と内容

授業は伝統的な輪読方式で行います。すなわち、テクストの指定された範囲について、ひとりずつ「音読」をしてもらった上で、予習の成果を述べてもらいます。その後、言語面と内容面の双方に関して分からない点や解説が必要な点について、教員も含め参加者全員で考えていきます。したがって、毎回の予習と授業への積極的な参加が必須です。ただ座っているだけで単位が来るという授業ではありません。
なお、「予習」として求めているのは決して「日本語訳」ではないことに留意してください。「日本語訳」ができることは「予習」の前提であり、その上で言語面と内容面の双方について考え、調べ、(それでも分からなければ)「何が分からないのか」を明確化した上で授業に臨むことが求められます。

第1回 イントロダクション、基礎文法の確認
第2回 pp.21-24
第3回 pp.25-28
第4回 pp.29-32
第5回 pp.33-36
第6回 pp.37-40
第7回 pp.41-44
第8回 pp.45-48
第9回 pp.49-52
第10回 pp.53-56
第11回 pp.57-60
第12回 pp.61-64
第13回 pp.65-68
第14回 まとめ、到達度確認


なお、上記の進度はあくまでも目安であり、履修者の理解度等に応じて変更する場合があります。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・毎回、テキストの指定された箇所について、辞書とにらめっこしながら読み込み、分からない単語の意味を調べ、文の意味を取ること。
・不明な固有名詞についてはインターネット等を使って自身で調べ最低限の理解を得ること。
・文意がうまく取れない場合があれば、辞書や文法書、あるいはインターネットその他の情報等も参照しながら、時間と能力が許す範囲で読み解く努力をすること。
・それでも分からないことがあれば、「何が分からないのか」を明確化した上で授業に持ち寄ること。授業の際にみんなで一緒に考えましょう。
・テキストの言語面だけでなく、内容面についても、読んで分からない箇所があれば自身で調べ最低限の理解を得ること。「テキスト・参考文献」の欄に記載した参考文献を一読することも理解の助けになるでしょう。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 毎回の授業への積極的な参加、予習の状況、及びテキストとその背後にあるラテンアメリカ社会への理解度が評価の対象となります。

成績評価の方法・基準(備考)

授業内の参加態度や発言から、予習への真摯な取り組みが不十分であると判断される場合には、その回の平常点は減点(ないしは最悪0点)とします。また、言うまでもありませんが、正当な理由なく授業を欠席した場合には、その回の平常点は0点として算入されます。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

<講読テキスト>
Gary Prevost, "La Doctrina Monroe y las políticas de Estados Unidos en América Latina: un tema imperial permanente", en Carlos Oliva Campos (coord.), La Doctrina Monroe contra América Latina y el Caribe (1823-2023): dos siglos de agresiones, intervenciones e injerencias (Caracas: Monte Ávila Editores Latinoamericana, 2023), pp.21-70. (「モンロー・ドクトリンとラテンアメリカにおける米国の諸政策:帝国という永久のテーマ」)

<辞書>
西和辞書を必ず毎回持参してください。紙、電子辞書、スマホアプリなど形態は特に問いません。これまでのスペイン語学習で使っていたもので支障ないと思いますが、簡易的なもの(「トラベル辞書」「ポケット辞書」のようなものなど)では役に立ちません。一応推奨するものとして下記の辞書を挙げておきますが、不明な場合は事前に相談してください。
・高垣敏博ほか『西和中辞典[第2版]』小学館、2007年。(この辞書にはiOSのアプリもあり、そちらの方が安価です)
なお、インターネット上の無料の英西辞書やGoogle翻訳は辞書の代わりにはなりませんので、これらを授業内で用いることは禁止します。

<文法書>
実際のスペイン語を読んでいくと、これまでのスペイン語授業で使った教科書の文法解説だけでは不足する場面が多々出てくるはずです。そのため、下記の文法書を各自で購入し、傍らに携えながら読んでいくことを推奨します。中古で安く入手可能です。
・上田博人『スペイン語文法ハンドブック』研究社、2011年。

<参考文献>
ラテンアメリカ史の概説書として、下記の本を一読すると、理解を大きく助けるものと思います。
・高橋均『ラテンアメリカの歴史』山川出版社(世界史リブレット26)、1998年。
・舛方周一郎、宮路隆廣『世界の中のラテンアメリカ政治』東京外国語大学出版会、2023年。

その他特記事項

■授業の工夫■
・履修者には、毎回きちんと予習に取り組むことが最低限求められます。毎週相応の時間をかけて、スペイン語と向き合うことが必要になりますので、そのつもりで履修してください。
・もっとも、学び始めて日が浅い外国語なのですから、一目ではちんぷんかんぷんな文章があっても当然です。これまで身に付けた(限りある)文法知識と辞書を片手に立ち向かい、辞書にいくつも出てくる語義の中からどれが解釈として最も適切かを、統語や文脈、ひいては社会的文化的背景にも鑑みながら判断し、文章全体を合理的に読み解く一本の「糸」を見出していく―このように、生のスペイン語を前にして「悩む」プロセスのみが確かな語学力を育みます。外国語を学ぶ以上、近道はありません。「どれだけ時間をかけてスペイン語に向き合ったか」が全てです。大いに「悩んだ」結果を授業に持ち寄ってください。その結果分からない箇所があれば、みんなで考えましょう。
・スペイン語の「音読」を実践するよう心掛けてください。実際に使われているスペイン語を自らの口で声に出し、それを自身の耳で聞く、というプロセスは、最も原初的かつ効果的な語学学習法です。
・履修者ひとりひとりのスペイン語運用能力を把握し、各々のレベルに合わせて授業を進めていきます。

・春学期と秋学期はテーマ的に連続した内容になっているため、春学期と秋学期を通して履修することを推奨します。ただし、履修者の事情によってどちらか一方のみを履修することも許可します。
・ラテンアメリカについての前提知識は一切必要としません(が、少なくとも知らないことを「知ろう」とする態度は備えてください)。それよりも、「スペイン語を読む」というチャレンジに積極的に立ち向かおうという意欲を持って授業に臨んでほしいと思います。

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