シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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教職実践演習(法教職) | 2024 | 秋学期 | 水5 | 法学部 | 大野 新 | オオノ アラタ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC4-C303
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
教育実習体験を振り返りながら、教職につくために必要な知識・技能について自己の課題を自覚させるとともに、教員としての基本的な指導力に関する事項を学ばせることによって定着をはかる。授業は「到達目標」で示された4つの領域に関するテーマに沿って、実習を振り返り、講義を受講したうえで、それを踏まえたグループでのディスカッションやロールプレイ、模擬授業などの演習を行う。これらを通じて学級経営や、キャリア教育、情報通信技術の活用など、教員にもとめられる今日的な課題と、それに必要な能力・教養について、今日の社会的背景とかかわって理解する。
科目目的
教職実践演習は、教職課程の他の授業科目の履修や教職課程外での様々な活動を通じて、学生が身に付けた資質能力が、教員として最小限必要な資質能力として有機的に統合され、形成されたかについて、課程認定大学が自らの養成する教員像や到達目標等に照らして最終的に確認するものであり、いわば全学年を通じた「学びの軌跡の集大成」として位置付けられるものである。学生はこの科目の履修を通じて、将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ることにより、教職生活をより円滑にスタートできるようになることが期待される。
到達目標
在学中に学んだ教職および教科に関する知識と教育実習やボランティア等を通して得られた体験との統合を図りながら、教員に求められる基本的な資質・能力を確かなものとすることを目指す。①現代社会において教師に求められる使命感や責任感等に関する事項、②教職に必要な社会性や対人関係能力に関する事項、③生徒の心理発達および集団としての生徒理解に関する事項、④教科および道徳の指導力に関する事項(情報通信技術の活用を含む)について、全体での講義およびグループでの演習形式の授業を行う。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション
第2回 教育実習の振り返りと個々の課題の確認・グループ討議
第3回 教師の成長と役割変化①パネルディスカッション(外部講師)
第4回 教師の成長と役割変化②グループ討議
第5回 生徒を理解する①基調講義(外部講師)
第6回 生徒を理解する②ロールプレイングとグループ討議
第7回 教師に求められる資質・社会性や対人能力①基調講義(外部講師)
第8回 教師に求められる資質・社会性や対人能力②事例研究とグループ討議
第9回 特別活動とキャリア教育①パネルディスカッション(外部講師)
第10回 特別活動とキャリア教育②グループ討議
第11回 教科の指導力をつける①模擬授業の準備 (学校見学を受けて)
第12回 教科の指導力をつける②模擬授業① 前半
第13回 教科の指導力をつける③模擬授業② 後半
第14回 まとめ:教職を目指すことの確認(自分と教職のこれから)・グループ討議
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回の授業計画の内容に即して、関連するテーマについての予習を行うほか、予め用意されたフォーマットを用いて報告書の作成・準備を行う。また「教職履修ポートフォリオ(CUORE)」を基に、自身の強みや課題を認識しつつ、これまでに履修してきた教職関連科目の内容を振り返り、各回の授業内容の修得に向けて、あらためて知識・理解の再確認を行う。加えて、既に取組んできた教育実習における課題の確認や学校見学、模擬授業の準備・実施など、学校現場での実戦に備え、そのためのスキルに磨きをかける。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 自らの課題を自覚的に把握できたか、教員として必要な知識や技能を習得するのに十分な意欲を持って積極的に授業に参加したか、教員として仕事をするのに求められる対人関係能力が身についているかを、レポート、事後シート、ディスカッションへの参加、教職ポートフォリオ(CUORE)などを活用して総合的に判断・評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
詳細は初回オリエンテーションで説明するので必ず出席すること。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
外部講師を招いての講演を受け、個々の学生に対し、意見や感想を求めるとともに、あらためてそれら意見・感想を事後シート(報告書)にとりまとめてもらい、その全ての内容チェックを担当教員が行う。また模擬授業終了後、履修学生全員に対し、それまでの教職関連科目の「学び」の成果の確認の上に立って、将来に亘る教職キャリア形成について個別の意見交換を行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
外部講師を招いての講演の折には、学生と講師との間で質疑応答、意見交換が行われる。特定のテーマを設定した授業では、当該テーマをめぐり、グループ別での意見のやりとり、プレゼンテーションのほか、ロールプレイングなども催される。各学生の模擬授業の実施の際には、その内容・方法をめぐり、学生と教員、学生間で活発な意見交換が展開される。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
教育実習で経験した学校現場でのICTの活用事例を紹介し合うと共に、その経験を元に、模擬授業でICTの活用に関しての研究協議を行う。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
中高一貫校の教員・管理職経験
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を有する教員と研究者教員との連携・協働の下、授業の企画・展開が図られる。
テキスト・参考文献等
授業時に提示する。