シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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自然地理学(法教職) | 2024 | 秋学期 | 土2 | 法学部 | 由井 将雄 | ユイ マサオ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC1-A104
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本科目は、教職課程の社会科教員免許取得のための必修科目である。教員となり自然地理に関連する授業を担当する際の基本的な知識を身に付けると同時に、具体的な授業スキルの習得を目指します。
①自然地理学の分野の中から中等教育で扱う項目を中心に解説すると共に、地形図や航空写真などの読図・判読作業をおこない、基本的な理解を深める。(内容は授業計画と内容に記した)
②スマートホンやタブレットを使った簡易な地理情報の記載方法について学び、実際に主題地図を作成してみる。(第3回)
③自然と人間の係わりについて、特に人命にかかわる諸災害について解説し、具体的な防災対策と防災教育について考える。
④地球規模の環境問題について解説し、それら諸問題の対策についてグループで検討する。
⑤①〜④の内容を踏まえ、最終的に受講者が教員として授業を担当することを想定し、どのように授業展開をすれば良いかを考え具体的な授業プランを構築し、レポートとして提出する。
科目目的
自然地理学の内容(地形・気候・環境)とその基礎になる地図について理解し、知識を身につけながら、学修した内容を使いながら実際の授業へと応用展開する体験を通して、具体的な教授スキルを身に付ける。
到達目標
自然地理学の諸現象について理解し、それら諸現象の因果関係について説明できるようになる。
受講者個々が中等教育でおこなわれる具体的な授業プランの構築ができるようになる。
自然・環境・災害などの諸問題とその対策について考察し、発信できるようになる。
授業計画と内容
第1 回 ガイダンス 自然地理学の概要 授業プラン 地図を使ったパズル
第2 回 地図1 地球上の位置 地図投影法 様々な地図とその使い分け
第3 回 地図2 地形図の読図 茗荷谷ミニ実習
第4 回 地図3 さまざまな地形(小地形) 等高線の読み方 単元まとめ①
第5 回 地形1 世界の大地形 海洋と大陸 造山帯と山脈 プレートテクトニクス
第6 回 地形2 世界の小地形 山から海までの地形
第7 回 地形3 火山・地震と変動地形 災害と防災教育
第8 回 授業体験 授業参観 授業の構成について 単元まとめ②
第9 回 気候1 気候とは 大気の大循環と気候帯の形成
第10 回 気候2 世界の気候 ケッペンの気候区分
第11回 気候3 世界の気候地域 気候地域各論 単元まとめ③
第12回 環境1 世界的な環境問題 温暖化・熱帯林破壊
第13回 環境2 世界的な環境問題 砂漠化とその対策
第14回 環境3 環境問題への対応 グループワーク 単元まとめ④
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 単元まとめ①〜④の内容のうち1つについて、具体的な授業プラン(指導案)を作成し、その内容を説明したレポートを提出する。授業で扱う内容の理解度と教材の選択および授業者としての発信力・工夫を評価します。 |
平常点 | 40 | 授業への参加(出席点)および受講態度・リアクションペーパーの内容などから評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:出席率が70%に満たない者、課題・レポートを提出しない者についてはE判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
第3回でタブレットかスマートフォンに地図アプリをインストールし使用する予定
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1985年4月〜現在 私立中高での講師および私立中高一貫校で教員として勤務。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
講義内容を実際の授業プランにつなげる実践的な内容にしようと考えています。
テキスト・参考文献等
授業ごとにプリントを配布します。
テキストは指定しませんが、必要に応じて参考図書・文献を紹介します。