シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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フランス語(1b)Ⅰ | 2024 | 前期 | 火3 | 総合政策学部 | 中尾 沙季子 | ナカオ サキコ | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
PS-FR1-0003
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/フランス語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
フランス語(1a)(1b)(1c)では、フランス語初級の文法とコミュニケーションを体系的に学びます。(1a)(1b)(1c)の週3回の授業で、文法授業を2回、コミュニケーション授業を1回行います(授業の順番はクラスによって異なります。)
◎文法授業(週2回)
フランス語の初級文法を体系的に学びます。毎回授業中に簡単な単語テストや練習問題を繰り返しながら、フランス語文法の基礎知識を習得します。
◎コミュニケーション授業(週1回)
フランス語を第一言語とする教員が担当します。毎回モデル・ディアローグを教員が説明し、全員で発音練習をしたあとで、学生同士で応用練習に取り組みます。また簡単な口述テストを行います。フランス語の基礎表現・語彙によるコミュニケーション能力を習得します。
◎フランス留学を見据えて
中央大学にはフランスの大学への交換留学制度があります。交換留学制度への応募条件は、フランス語検定準2級(大学によっては2級)合格です。2年次の冬に応募し、3年次の秋からフランスへ留学する学生が多いですが、もちろん3年次の冬に応募、4年次の秋から留学することも可能です。総合政策学部のフランス語授業では、フランス語検定の試験対策もふくめて、フランス留学を視野に入れた授業を展開しています。
科目目的
1年次(初級)および2年次(中級)のフランス語授業を通じて、総合政策学部の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げられる「高いレベルの外国語運用能力」と「多様な異文化を理解・受容できる包容力」の土台となる語学力の習得を目指します。
具体的には、3年次以降の応用科目(ゼミなど)において、学生が自分の研究テーマを進める上で必要となるフランス語の文章(新聞・雑誌・論文などの記事)を自分で辞書を使いながら読める程度の読み書き能力、そしてフランスの大学への留学やフィールドワークで必要となる最低限のコミュニケーション能力です。
そのために、1年次のフランス語授業では日常レベルのフランス語能力(フランス語検定4級・3級程度)の習得を、2年次ではさらにアカデミック・レベルのフランス語能力(フランス語検定3級・準2級程度)の習得を目指します。
到達目標
◎文法授業
(1)フランス語の基礎文法を習得し、基礎単語800語程度を覚える。
(2)日常レベルの文章を読み書きできる。
◎コミュニケーション授業
(3)日常の身の回りのことがらを基礎的な表現・語彙を用いて表現できる。
◎共通
(4)フランス語検定4級・3級に合格できるフランス語能力を身につける。
授業計画と内容
※以下を予定していますが、履修者の人数と習熟度によって、変更される可能性もあります。
●前期
◎文法授業(週2回)
第01回 オリエンテーション/フランス語のアルファベット,文字の読み方
第02回 Leçon 1(フランス語の発音練習); Leçon 2(名詞の性数と冠詞)
第03回 Leçon 2(名詞と冠詞の練習,voici, voilàを使った表現)
第04回 Leçon 3(主語人称代名詞と動詞être, avoirの活用)
第05回 Leçon 3(これは~です,~があります)
第06回 Leçon 1~3の復習
第07回 中間テスト(Leçon1〜3);Leçon 4(規則動詞の活用)
第08回 Leçon 4(形容詞の性数と位置)
第09回 Leçon 5(基本文型)
第10回 Leçon 5(否定形)
第11回 Leçon 6(疑問形)
第12回 Leçon 6(所有形容詞)
第13回 Leçon 7(指示形容詞・形容詞の特殊形)
第14回 Leçon 4~6の復習
第15回 中間テスト(Leçon 4〜6)
第16回 Leçon 8(動詞aller・venirと近接未来・近接過去)
第17回 Leçon 8(冠詞の縮約)
第18回 Leçon 9(疑問代名詞)
第19回 Leçon 9(疑問副詞)
第20回 Leçon 7~9の復習
第21回 中間テスト(Leçon7〜9);Leçon 10(疑問形容詞)
第22回 Leçon 10(比較級・最上級)
第23回 Leçon 11(命令形)
第24回 Leçon 11(非人称構文)
第25回 Leçon 12(過去分詞・直接法複合過去)
第26回 Leçon 12(複合過去の否定形、倒置疑問形)
第27回 Leçon 10~12の復習
第28回 総復習
◎コミュニケーション授業(週1回)
第01回 知り合いになる・挨拶をする Faire connaissance - Les mots de salutations
第02回 名前のつづり・0〜55の数 Se présenter: donner son nom, l’épeler - Compter jusqu’à 50
第03回 自己紹介・値段を聞く Se présenter: études - domicile
第04回 国籍をたずねる・日付 Se présenter: nationalité - La phrase négative
第05回 好み・好き嫌いの程度 Exprimez ses goûts, ses préférences - Compter jusqu’à 100
第06回 趣味・好きなアイドル Parler de son passe-temps, de ses idoles
第07回 人を紹介する・職業 Présenter quelqu’un - les professions
第08回 人の特徴・動物の特徴 Décrire quelqu’un, les caractéristiques physiques
第09回 中間テスト;第01回〜第08回のまとめBilan - Test de mi-semestre
第10回 持ち物・顔の特徴 La possession - Faire son auto-portrait
第11回 洋服・色 Les vêtements et les couleurs
第12回 年齢と誕生日・禁止する L’âge, l’anniversaire - Interdire
第13回 家族 La famille
第14回 前期のまとめ Bilan du semestre
●後期
◎文法授業(週2回)
第01回 前期の復習
第02回 Leçon 13(人称代名詞の目的補語形・強勢形)
第03回 夏休み明けテスト
第04回 Leçon 14(複合過去と目的補語人称代名詞)
第05回 Leçon 14(複合過去と過去分詞の一致)
第06回 Leçon 15(関係代名詞と強調構文)
第07回 Leçon 15(指示代名詞)
第08回 Leçon 16(代動名詞の活用);フランス語検定試験の準備
第09回 Leçon 16(代動名詞の複合過去);フランス語検定試験の準備
第10回 Leçon 13~15の復習;フランス語検定試験の準備
第11回 中間テスト(Leçon13〜15);フランス語検定試験の準備
第12回 Leçon 17(直接法単純未来);フランス語検定試験の準備
第13回 Leçon 17(中性代名詞);フランス語検定試験の準備
第14回 フランス語検定試験の準備 ;フランス語検定試験の準備
第15回 Leçon 18(直接法半過去)
第16回 Leçon 18(直接法半過去の練習)
第17回 Leçon 16~17の復習
第18回 中間テスト(Leçon16〜17
第19回 時制の復習
第20回 Leçon 19(受動態)
第21回 Leçon 19(現在分詞とジェロンディフ)
第22回 Leçon 19(現在分詞とジェロンディフの練習)
第23回 Leçon 20(条件法現在の活用)
第24回 Leçon 20(条件法現在の用法)
第25回 Leçon 20(条件法現在の練習)
第26回 Leçon 18~20の復習
第27回 総復習
第28回 1年のまとめ
◎コミュニケーション授業(週1回)
第01回 前期の復習 Révisions générales
第02回 お腹がすいたなど La faim, la soif, etc…
第03回 医者に行く Chez le médecin
第04回 時間・時刻 L’heure, les horaires
第05回 アルバイト Un petit boulot
第06回 時差・サマータイム Le décalage horaire, l’heure d’été
第07回 時間割 L’emploi du temps
第08回 フランス語検定の準備(4級)Préparation au Futsuken
第09回 中間テスト;フランス語検定の準備(4級)Préparation au Futsuken
第10回 パリの観光名所 Les lieux touristiques de Paris
第11回 予定について話す Parler de ses projets
第12回 ファストフードの店に行く Déjeuner dans un fastfood
第13回 レストランで注文する Commander au restaurant
第14回 後期のまとめ Bilan du semestre
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
必ず前回の授業の復習を自宅で行い、課題と小テストの準備をして次の授業に臨むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 40 | 教科書をアレンジした問題を出題し、教科書の理解度を考査します。 |
期末試験(到達度確認) | 40 | 教科書をアレンジした問題を出題し、教科書の理解度を考査します。 |
平常点 | 20 | 授業への積極的な参加および毎回の小テストの得点を評価対象とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
※上記は文法授業の例です。
◎文法授業
・中間試験(後期は夏休み明けテストも加える)(40%)、期末試験(40%)、平常点(20%)で評価します。
・期末試験の得点が60点に満たない場合には、中間試験・平常点その他の点数にかかわらずE判定(不可)とします。(期末試験の得点は、全体の平均点によっては得点調整する場合もあります。)
◎コミュニケーション授業
・中間試験(35%)、期末試験(35%)、平常点(30%)
◎その他(共通)
・フランス語(1a)(1b)(1c)のいずれについても、各学期、正当な理由のない欠席は3回まで認めます。4回休んだ時点で成績評価の対象から外れます。
・遅刻は15分以上で0.5回の欠席、50分以上で1回の欠席としてカウントします。
・欠席・遅刻について正当な理由がある場合(病気・忌引・交通機関の遅延など)については、証明書の提出に基づいて、担当教員が判断します。授業外の活動(サークル、部活など)による欠席・遅刻はとくに配慮しませんので、各自の責任で許容範囲内におさめてください。
・当たり前ですが、授業中のスマートフォンやPCの使用(教員の指示がある場合は除く)、居眠り、おしゃべりは禁止します。教員が注意しても繰り返される場合には、授業に参加していない(欠席)と見なす場合もあります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
※テキストはすべて大学生協で購入できます。教科書は一般書店では扱っていませんので注意してください。
◎文法授業
【教科書】小野ゆり子、村松マリ=エマニュエル『マ・グラメール(MA GRAMMAIRE)』白水社、2021年。
◎コミュニケーション授業
【教科書】村松マリ=エマニュエル『パタシュ1(Patachou1)』朝日出版社、2011年。
◎共通
【単語集】鈴木文恵『新ゼロからスタートフランス語単語』Jリサーチ社、2022年。