シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法学Ⅱ | 2024 | 後期 | 金2 | 経済学部 | 小川 有希子 | オガワ ユキコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-542X
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
私たちは、社会生活を営む上で、さまざまな社会集団に属している。これらの集団内部や集団間の利害を調整し、社会生活を維持するためのルール(社会規範)の一つが法である。履修者にとって身近な事例を取り上げながら、「知らなかった」では済まされない法、知っておいた方がよりよく生活できる法、働き始めた後に役に立つ法など、さまざまな分野の法の目的や意義を学ぶ。
科目目的
法学の全体像をつかみ、基本的な知識を身につけるとともに、自分にとって身近な問題やニュースと法学を結びつけて考えることができるようになる。
到達目標
①法学の全体像をつかみ、法学の基本的な考え方を理解できる。
②社会の仕組みや社会のできごとに関心をもち、法的視点から課題を捉え、問題解決に向けて法的に考えることができる。
授業計画と内容
教科書および配布資料に沿って、授業を進める。
第1回
オリエンテーション
第1章 法とは何か
第15章 条文や判例の読み方
1 条文を読んでみよう
第2回
第2章 法の使い方を知る
前期に学習する法学の全体像と法的な考え方のエッセンスを学修する
第3回
第4章 日常生活でもっとも身近な法ー民法(債権・物権)
たとえば、売買契約、賃貸借契約など契約の種類や、所有物が奪われた場合の法的対応など。
第4回
第5章 法からみる「家族」ー民法(家族法)
たとえば、婚姻の効果や親子関係など。
第5回
第6章 疑わしきは罰せずー刑法・刑事訴訟法
たとえば、死刑制度や違法捜査、冤罪事件など。
第6回
第7章 働くとき・働かせるときのルールー労働法
たとえば、過労死やハラスメントなど。
第7回
第8章 暮らしのセーフティネットー社会保障法
たとえば、年金や生活保護など。
第8回
第9章 お金のトラブルと法ー消費者法
たとえば、訪問販売やクレジットカードにまつわる問題など。
第9回
第10章 インターネットと法ー情報法
たとえば、ネット上での誹謗中傷や海賊版サイトなど。
第10回
第11章 ライフステージと法
たとえば、法律上での年齢の区分や成年後見制度など。
第11回
第12章 生命と法
たとえば、生殖補助医療や安楽死・尊厳死にまつわる問題など。
第12回
第13章 環境と法
たとえば、海洋プラスチック問題や各自治体・企業における環境保護への取組みなど。
第13回
第14章 さらに進んで学んでみよう
最新のトピックを扱う。
第14回
第15章 条文や判例の読み方
2 判例を読んでみよう
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
[事前学修](2時間)
◉教科書の指定箇所を読み、わからない言葉や概念があれば、法律用語辞典等を用いて調べてみる。
◉条文が出てきたら(民法1条など)、その都度、その条文を読んでみる。
◉授業で取り扱うテーマに関連するニュースや新聞記事を探し、その課題や解決方法を法的に考えてみる。
[事後学修](2時間)
◉小テストで間違えた箇所を中心に、再度教科書を読んだり、動画を見直したりする。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 期末試験の点数(100点満点)に0.7を乗じた点数を、成績評価の基礎点とする。 |
平常点 | 30 | 課題(小テスト)を平常点(30点満点)として成績評価の基礎点とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
試験(70%)、平常点(30%)による。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
大林啓吾・手塚崇聡編著『ケースで学ぶ法学ナビ』(みらい)
※2024年9月時点で最新の版を使用する予定
【参考書】
六法を手元に1冊置くことをお薦めする。
◉池田真朗ほか編『法学六法’24』(信山社、2023年)
◉佐伯仁志・大村敦志編『ポケット六法 令和6年版』(有斐閣、2023年)
◉ 大石眞編『デイリー六法 2024年版』(三省堂、2023年)