シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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回路・ネットワーク・システム特論 | 2024 | 後期 | 火4 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 田村 裕 | タムラ ヒロシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-EL5-5C35
履修条件・関連科目等
線形代数の基礎が必要
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
回路の結線構造に関するグラフ理論とそれに基づく回路方程式の定式化について述べ、グラフ理論的解公式の導出について述べる。次にシステムの表現について図的アプローチを紹介し、続いて諸問題の解析のための数理的手法を紹介し、代表的な適用例について述べる。
科目目的
電気回路は工学的なシステムを構成する基礎となっているとともに、システムを表現する手段ともなり得る.システムを表現するネットワークを用い、システムの諸問題について基礎理論を学習することを目的とする、
到達目標
電気回路は工学的なシステムを構成する基礎となっているとともに、システムを表現する手段ともなり得る.システムを表現するネットワークを用い、システムの諸問題について基礎理論を学習することを目的とする、代表的な例として、電気回路をネットワークで表し、解公式の導出ができる。システムの諸問題を数理的手法を用いて表現できる。
授業計画と内容
第1回 グラフの隣接行列と関連する性質
第2回 グラフの閉路行列と関連する性質
第3回 グラフのカットセット行列と関連する性質
第4回 回路に関係する行列とその関係
第5回 回路における状態方程式と規準木
第6回 状態方程式の解法について
第7回 状態方程式とラプラス変換
第8回 混合解析とそのグラフ理論的意味
第9回 混合解析を用いた回路の解
第10回 行列の概念の抽象化(マトロイド)
第11回 マトロイドにおける算法
第12回 グラフとネットワーク上の問題への解法(分割統治法と動的計画法)
第13回 グラフとネットワーク上の問題への解法(メタヒューリスティックス)
第14回 情報通信の課題とグラフ・ネットワーク理論からの取り組み
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
前提となる知識を確実にしておく.授業での演習問題が確実に解けるようにしておくとともに関連研究について調べ、結果をまとめる。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 到達目標の知識と能力を実際に身につけているかのレポート試験による評価 |
レポート | 40 | 毎時の演習の評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
到達目標の知識と能力を実際に身につけているかのレポート試験による評価(60%)、授業時の演習(40%)と出席を加味して評価する.70%以上出席がなければ不合格。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:適宜資料を配布
参考書 :篠田庄司著「回路論入門(1)」(コロナ社 7,300円)