シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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資源生物学 | 2024 | 冬季集中 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 鎌形 洋一 | カマガタ ヨウイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-BI5-9C14
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
微生物の分離・培養・保存・活用技術について講義する。まず微生物学とは何か、どのようにして成り立ってきたか、どのような研究者がこの分野の草分けだったか、といった歴史的背景を解説する。続いて、こうした微生物資源が具体的にどのように社会で活用されているかの事例を紹介する。この中で国際的に最先端の研究成果を紹介するとともに微生物バイオテクノロジーの展望を解説する。
科目目的
本講では微生物学の歴史を紐解くことに始まり、本分野がバイオテクノロジー、医学、農業、環境、地球科学、生命史などにおいていかに重要であるかを学んでもらう。そうした学びにより微生物学が私達の身近な存在であることをしっかり理解して頂く。
到達目標
1) 生物資源、特に微生物資源の分離・培養・保存手法といった基礎的な知識を習得させる。
2) 微生物学の歴史、意外な成り立ちや秘話を伝える。科学という鳥瞰図の中での微生物学を学ぶ。
3) こうした微生物資源を用いたバイオテクノロジーへの応用事例を紹介しながら、生物資源としての微生物の重要性や最先端の研究について理解を深める。
4) レポートあるいは発表等によって知識の定着を図る。
5) 授業は学生諸君の自主的な取り組みを大切にする。
6) スライドのみならずホワイトボードを積極的に使って説明するが、板書等をほとんど求めない授業を展開したい。
授業計画と内容
第1回 講義の概要とレポートの内容事前告知
第2回 微生物の定義と周辺学問の歴史
第3回 微生物学の基礎は19世紀に作られた-その秘話と散歩道
第4回 微生物をいかに分離・培養・保存するか (1)
(現代微生物学の原点としての分離・培養)
第5回 微生物をいかに分離・培養・保存するか (2) (微生物の分離・培養・保存の基本)
第6回 微生物をいかに分離・培養・保存するか (3) (微生物の分離・培養・保存の応用)
第7回 微生物を活用した産業とは何か (1) (微生物の産業活用の歴史的概観)
第8回 微生物を活用した産業とは何か (2) (組換え微生物の産業利用)
第9回 微生物を活用した産業とは何か (3) (微生物の開放系利用)
第10回 微生物と接点をもつ研究・技術領域とは何か (1)
第11回 微生物と接点をもつ研究・技術領域とは何か (2)
第12回 生物多様性条約やSDGsとは何か
第13回 微生物学や他の学問領域との交差点
第14回 これまでの授業の総括と今後の展望
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
新聞、メディアなどで報道される微生物学研究、バイオテクノロジー研究の成果、コロナ禍における感染症、エネルギー、食糧問題の報道などについて注意を払ってもらい、そうした材料を用いて知見を深めることを望む。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 25 | 講義中にレポートによって学習内容や意見をまとめて頂く。明快さを評価の基準とする。 |
平常点 | 75 | 授業は双方向の対話形式で行う。知識の多少に一切とらわれることなく意見や考えを述べてもらう。積極性を評価の基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
レポート、講義時間内のプレゼンテーションおよび授業中の質疑応答などによって評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
Q&Aを通して学生諸氏との双方向授業を行う。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
必要に応じて資料や論文などをコピーし配付する。