シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会学Ⅰ | 2024 | 後期 | 木3 | 経済学部 | 田島 博実 | タジマ ヒロミ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-231X
履修条件・関連科目等
自分の専門外の学問分野に対する幅広い興味関心を持ち、社会学を学ぶ意欲のある人を歓迎する。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
本講義では、いくつかのテーマごとに、代表的な社会学の理論・学説、研究業績に触れながら、社会学の基礎的な概念や社会学的なものの見方を解説し、現代社会の諸問題について考察する。
半期の授業のうち、前半は、基礎概念、学説、主要な理論などを取り上げる。後半では、集団・組織、家族、地域社会、社会システムと社会変動、少子高齢化など具体的なテーマについて考察する。
科目目的
社会学の入門科目として、⑴社会学の基礎的な概念と理論を理解し、⑵経済学とは異なる社会学的な物の見方や考え方を身につけること、⑶社会的課題、社会問題に対して複眼的かつ柔軟に考察する思考力を養うことを目的とする。
到達目標
この科目は、第1に、現実の社会経済情勢に向き合い、理解するための教養や思考力を身につけること、第2に、現代社会のクリティカルな課題に対して、複眼的かつ柔軟な観点からアプローチし考察できるようにすること、第3に、卒業後の社会生活・職業生活において企業等の組織と主体的に関わり、学び続ける姿勢を身につけることを目標とするものです。
授業計画と内容
1. オリエンテーションー講義計画と要点、参考文献など
2. 社会学の見方、考え方(パースペクティブ)と研究方法
3. 社会学の成立と歴史ー初期社会学者の業績から
4. 社会的行為、相互行為(作用)のとらえ方
5. コミュニケーションの意味、機能と人間形成(社会化)
6. 社会的地位と役割、役割理論の考え方
7. 社会集団と組織の概念、意義
8. 組織マネジメントの理論と意義(官僚制組織論、協働体系論など)
9. 家族集団の概念(伝統的家族と近代家族)
10. 家族集団の形態(構造)と機能およびその変化
11. 地域社会(コミュニティ)と都市および都市化のとらえ方
12. 社会システムの考え方と構造ー機能主義(社会学的機能主義)
13. 社会変動のとらえ方と近代化・産業化
14. 人口構造の変化と人口問題(少子高齢化など)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・事前の学習とともに、事後学習として講義・授業の内容を自分のノートなどに再整理すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 講義・授業の主要テーマに関する説明と考察。学習した内容の理解、テーマに関する考察、論理的展開を評価基準とする。 |
レポート | 30 | 中間のレポート課題として、講義・授業の内容に関する検討、考察などの提出。 |
平常点 | 10 | 授業内容に関する簡単な感想、意見の提出。 |
成績評価の方法・基準(備考)
注意点として、授業中の私語などの迷惑行為、スマホ・携帯電話の使用、居眠りなどは厳しく注意し、成績評価を減点することがあります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
・授業内で、質疑応答の時間を設ける。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員は、民間のシンクタンク(1986年4月~97年5月、株式会社産業社会研究センター勤務、1999年4月~2008年3月、財団法人雇用開発センター勤務)で、雇用・労働、企業組織などのリサーチおよびコンサルテーションに携わってきました。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
上記のリサーチなどの経験、知見を活かして、いろいろな社会システム、社会的課題に関する講義・授業を行います。
テキスト・参考文献等
テキスト(教科書)として、山西裕美・玉里恵美子編著『社会学と社会システム』(学文社、2021)を使用します。
その他の参考文献として、以下の著作を挙げます。
・秋元律郎・石川晃弘・羽田新・袖井孝子『社会学入門〔新版〕』有斐閣新書、1990
・富永健一『社会学講義』中公新書、1995
・盛山和夫『社会学とは何か-意味世界への探究-』ミネルヴァ書房、2011
・古城利明・矢澤修次郎編『現代社会論〔新版〕』有斐閣、2004
・宮島喬編『現代社会学[改訂版]』有斐閣、2005
・アンソニー・ギデンズ(松尾精文ほか共訳)『社会学 第五版』而立書房、2009
・濱島朗・石川晃弘・竹内郁郎編『社会学小辞典〔新版増補版〕』有斐閣、2015
その他特記事項
⑴私語などの迷惑行為、スマホ・携帯電話の使用は注意されたり、成績評価を減点されることがあります。
⑵担当教員への質問、連絡などがあれば、講師・田島博実のメールアドレス(tajihiro@white.plala.or.jp)へ、随時、メールを入れてください。
参考URL
特になし