シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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統計学入門/統計と社会 | 2024 | 前期 | 他 | 総合政策学部 | 篠木 幹子 | シノキ ミキコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-SA1-0001
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
社会の中の情報の多くに、統計的な考え方がしばしば用いられている。自治体の広報には、自分たちが実施したアンケート結果による数字が掲載されていたり、新聞には、日本人の平均給与額をはじめとしたさまざまな指標が示されてる。本講義では、これらの数字を正確に理解し、数字にだまされないようになるために、数字の基本的な意味を理解することを目指す。そのために(1)統計的手法の基本的な考え方を理解したのち、(2)身近な情報の中にある統計を発見し、それが正しい形で用いられているのかどうかを検討し、判断する力を身につける。また、(3)データを自分で整理し、適切な形で表現する方法を習得する。なお、講義では毎回、学習した分析手法に関する課題を出す。
科目目的
本科目の目的は次の通りである。
(1)基本的な統計学的分析を理解することで数字にだまされないようになる。
(2)データを用いて、簡単な分析ができるようになる。
(3)論文等で使用されている統計的手法の意味が理解できるようになる。
到達目標
本講義の目的は、社会において使用されている統計的手法の基礎的知識やその利用方法を理解することである。具体的で身近な例から、統計的手法が現実の社会や論文中においてどのように使用されているのかを学ぶと同時に、論文等で示されている統計分析の内容が読み取れるようになることを目指す。
授業計画と内容
第01回 イントロダクション:数字の考え方
第02回 度数分布と記述統計
第03回 標準偏差の考え方
第04回 さまざまな指標
第05回 統計学のための確率論
第06回 統計的推定の考え方1:母集団と標本
第07回 統計的推定の考え方2:点推定と区間推定
第08回 平均の差の考え方1
第09回 平均の差の考え方2
第10回 平均の差の考え方3
第11回 カイ二乗検定
第12回 相関係数
第13回 回帰の考え方
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 試験で出題された問題に解答できているかどうか |
その他 | 40 | 授業中に示した課題に適切に解答できているかどうか |
成績評価の方法・基準(備考)
期末試験60%、授業中に随時出す課題40%によって評価する。全体で60%を超えているものを合格とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業では講義資料を毎回配布し、それを基に講義を行う。
(参考文献)
神林 博史, 『1歩前からはじめる「統計」の読み方・考え方』ミネルヴァ書房, 2016年.
ISBN 9784623075706 2,376円
須藤 康介・古市 憲寿・本田 由紀, 『文系でもわかる統計分析』 朝日新聞出版, 2012年.
ISBN 9784023310438 1,512円
ポール G.ホーエル (著), 浅井 晃・村上 正康 (訳),『初等統計学』培風館, 1981年.
ISBN 9784563008390
その他特記事項
この科目は、1コマ100分の授業を前提に14回授業を実施します。