シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎数学 | 2024 | 前期 | 月3 | 総合政策学部 | 髙岡 浩一郎 | タカオカ コウイチロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-BM1-0001
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
社会科学のどのような分野を専攻することになっても、数理的思考能力は必要です。 実際、現代社会のさまざまな現象は数式を用いて記述されており、いろいろな数理的手法を用いてその解明が図られています。とくに、経済・経営系の分野で活躍するためには、数理的な思考能力がますます必要となっています。
「基礎数学」では、微分積分や、ベクトル・行列の基礎について講義を行います。高校までの数学の知識の復習も一部行います。
科目目的
微分積分や、ベクトル・行列の基礎について学習するだけでなく、社会科学・人文科学など総合政策にとって必要とされる他の学問に必要な基礎能力を涵養し、数学による抽象化・モデル化の考え方を理解することを授業の目的とします。
到達目標
微分積分や、ベクトル・行列の基礎に関する基礎知識を習得し、関連する問題が解けるようになること。
授業計画と内容
※本年度の講義形態は、対面形式の予定。
1. 第1章 1次関数と市場メカニズム
2. 第2章 2次関数と独占・寡占市場
3. 第3章 指数・対数と金利
4. 第4章 数列と貯蓄
5. 第5章 1変数の微分と利潤最大化(1) 微分の基本
6. 第5章 1変数の微分と利潤最大化(2) 微分の公式、および関数の増減と最大・最小
7. 第5章 1変数の微分と利潤最大化(3) 高階微分と凸関数・凹関数、
および
第6章 ベクトルと予算制約
8. 前半部のまとめと理解度の確認
9. 第7章 多変数の微分と効用最大化 (1) 基礎事項
10. 第7章 多変数の微分と効用最大化 (2) ラグランジュ未定乗数法
11. 第8章 行列
12. 第9章 確率とリスク
13. 第10章 積分とオークション--積分の定義
14. 第10章 積分とオークション--積分の応用
進度や理解度の状況に応じて微調整の可能性があります。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
大学数学で初めて知るような新しい概念が出現します。必ず講義の復習をして下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 微分積分や、数列、ベクトル、行列などの概念の理解や基礎的な計算ができるかどうか、また経済・経営系の学問における使われ方について理解しているかどうかを評価します。 |
期末試験(到達度確認) | 30 | 微分積分や、数列、ベクトル、行列などの概念の理解や基礎的な計算ができるかどうか、また経済・経営系の学問における使われ方について理解しているかどうかを評価します。 |
平常点 | 40 | ほぼ毎回行う演習において,その回の講義の基礎知識を習得できたかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
尾山大輔・安田洋祐著『改訂版 経済学で出る数学 高校数学からきちんと攻める』日本評論社、2013年.
参考書
白石俊輔著、尾山大輔・安田洋祐監修『経済学で出る数学 ワークブックでじっくり攻める』日本評論社、2014年.【テキスト第7章までの内容に関する問題集】
その他特記事項
(1) 経済経営科目や統計学科目を履修予定であれば、本科目を推奨します。
(2) ただ漫然と講義を聴いているだけでなく、自分で手を動かして理解することが重要です。