シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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人権論Ⅰ | 2024 | 前期 | 金2 | 経済学部 | 長谷川 陽子 | ハセガワ ヨウコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-261X
履修条件・関連科目等
講義内容の関連性から人権論Ⅱの受講が望ましい
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
近代思想における人権とは、国家による個人の権利保護と定義されます。この講義では、人権の成立経緯から基本概念について学びます。各国憲法の成立における思想的背景を中心として、人権概念の解説を交えながら、「人権とは何か」について解説します。人権が私たちの生活において持つ意味と役割を一緒に考えていきます。
科目目的
現代の人権概念の成立過程および基本理念について学習する。
到達目標
人権を自分自身に関わる重要な権利として認識し、考えられるようになることを目指します。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション:授業の概要と進め方 「人権とは何か」:序論
第2回 人権思想の成立①:生きる権利
第3回 人権思想の成立②:身分制社会とイギリス革命
第4回 人権思想の成立③:アメリカ革命とフランス革命における「人権宣言」
第5回 裏切られた人権宣言①:植民地と人権(1) 人権宣言への批判
第6回 裏切られた人権宣言①:植民地と人権(2) 人権は白人だけのものか
第7回 裏切られた人権宣言②:女性と人権(1) 女性の地位と性別役割分業
第8回 裏切られた人権宣言②:女性と人権(2) 労働組合の結成、離婚の権利
第9回 裏切られた人権宣言③:帝国主義と人権(1) ヨーロッパの中の植民地
第10回 裏切られた人権宣言③:帝国主義と人権(2) スコットランドの土地清掃
第11回 人権思想の展開①:自由権から社会権へ
第12回 人権思想の展開②:人民の自決権
第13回 人権思想の展開③:女性と子どもの人権
第14回 人権思想の展開④:まとめとふり返り
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で扱った教科書の箇所とプリント内容などを次回授業までに復習として再読しておいてください。
授業内で紹介した書籍については、自身が関心を持ったものを選択して各自読んでみてください。
また、関連する時事問題等については、新聞記事などで調べてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 83 | 授業で学んだ事柄を他者にわかりやすく説明できること。 |
平常点 | 17 | 小テスト形式。授業内容についての確認。 |
成績評価の方法・基準(備考)
学期末の論述式試験を中心に評価します。
出席確認を兼ねた感想シートを配布し、内容に応じて加点します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:浜林正夫著 『人権の思想史(歴史文化ライブラリー)』吉川弘文館、1999年
参考文献:適宜プリントを配布し、参考文献を紹介します。
その他特記事項
講義中、私語をした場合は、退室していただきます。
参考URL
特になし