シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本語BⅡ(は)(B系列) | 2024 | 通年 | 木5 | 学部間共通科目 | 笹目 実 | ササメ ミノル | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
UW-JP1-J90M
履修条件・関連科目等
外国人留学生対象の自動登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
大学で書くレポートや論文の書き方の基本を学ぶ。私的な文章とレポートとの違いを学ぶ。文章構成や論理的な文章の書き方を学ぶ。どのような文章がどのように書かれるか学び、自らも書いてみる。
科目目的
「レポートに使われる文体や表現」「文の基本」などから始めて、「段落相互の関係」「歴史的な文章の書き方」「文章の要約」など実際に文章を書いてみる。「文型や表現」も取り立ててそのつど学習していく。テーマに関して調べてきたことを発表したり、質疑応答も行う。文章読解とその理解も行うことを目的とする。
到達目標
B系列日本語BⅡ(は)は作文のクラスである。大学でのレポートや論文が書けるようになることを目標とする。1年次では、文の基本や文章表現における基礎的な部分を、包括的に扱うこととする。
授業計画と内容
【前期】
第1回 レポートに使われる文体 文末表現 である体
第2回 自動詞文や受身文 受身形と使役形
文章読解と課題作文
第3回 助詞「は」と「が」の使い分け 主題「は」 連体修飾節の「が」
文章読解と短文作成
第4回 語や文の名詞化 「こと」と「の」の違い
「…すること」という文を簡単な名詞文にする
文章読解と課題作文
第5回 主部と述部の対応など 「首尾一貫した文」
短文作成
第6回 読点の打ち方 句点の打ち方 中黒の使い方
テーマに関することの発表 質疑応答
文章読解と課題作文
第7回 文章で使われる記号と原稿用紙の使い方
原稿用紙に書く
第8回 引用の種類 直接的な引用 間接的な引用 出典の書き方
課題作文
まとめと復習(第1回~第7回)
第9回 段落構成 段落と段落の関係
テーマに関することの発表 質疑応答
文章読解と課題作文
第10回 物事の仕組みを説明する文章
文章読解 段落ごとにまとめる
仕組みや状態の説明に使われる文型
第11回 歴史的な経緯を説明する文章
文章読解 段落ごとにまとめる 漢字の読みと語句
時間的な経緯の説明に使われる文型・表現
課題作文
第12回 ある事柄を分類する文章(1)
段落ごとの要点 分類に使われる文型・表現
第13回 ある事柄を分類する文章(2)
テーマに関することの発表 質疑応答
課題作文
第14回 まとめと復習(文章読解と第8回から第14回まで)
【後期】
第1回 文章を要約する(1)
文章全体の構造 中心となる文 主題となる文
指定の字数内での要約
テーマに関する発表とディスカッション
第2回 意見の異なる文章を比較して文章を要約する
文章読解 課題作文
第3回 ある事柄について比較・対照して作文を書く(1)
比較の表の作成 箇条書き
第4回 ある事柄について比較・対照して作文を書く(2)
文章読解 課題作文 比較・対照に使われる文型・表現
テーマの関する発表とディスカッション
第5回 因果関係を述べる作文(1)
文章読解 漢字と語句 段落内容を把握し、まとめる
第6回 因果関係を述べる作文(2)
まとめと復習(第1回~第6回) よく使われる文型・表現
第7回 論述の仕方(1)
主張と根拠を明らかにする 長文の文章の読解 短作文作成
テーマに関する発表とディスカッション
第8回 論述の仕方(2)
論述に使われる文型・表現 課題作文
第9回 数値を使った具体的な作文
資料利用時の留意点
第10回 図表の説明
図表における変化を表す表現 課題作文
第11回 レポートの作成(1)
レポートの種類 レポートの文章構成
テーマに関する発表とディスカッション
第12回 レポートの作成(2)
レポートの実例 資料の収集 箇条書き
自分の主張と他の人の意見などの区別
第13回 レポートの作成(3)
文章構成 課題作文
第14回 まとめと復習(今までの発表を中心に)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストの語句・表現を予習しておくこと。
配布された資料を読んでくること。
発表に対して、感想や意見を書くこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 25 | 読解と文章作成 文法項目小テスト 作文作成上の語彙力小テスト |
期末試験(到達度確認) | 25 | 文章作成 文法項目と語彙力試験 |
レポート | 20 | 指定された部分の下調べ |
平常点 | 30 | 授業への参加度 発表 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が70%に満たない場合は単位を与えない。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〇テキスト:二通信子 佐藤不二子(2020)『新訂版 留学生のための論理的な文章の書き方』
スリーエーネットワーク
〇テキストは大学生協で購入してください。