シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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FLP演習B(環境・社会・ガバナンス) | 2024 | 通年 | 土2 | 学部間共通科目 | ホーテス シュテファン | ホーテス シュテファン | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
UW-IF3-F02S
履修条件・関連科目等
持続可能性科学ゼミのFLP演習A若しくはFLP演習Aに相当する内容を学修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語/英語/ドイツ語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【テーマ】授業のテーマは、持続可能性を推定・評価するための方法と持続可能性指標の政策や計画における応用です。
持続可能性科学ゼミのFLP演習Bにおいては、持続可能な地域づくりに取り組んでいる行政機関や民間団体、企業などの担当者のヒアリング調査と環境科学の手法を用いたフィールド調査を実施する。これらのケーススタディーで得られるデータを解析し、持続可能評価法について勉強する。
科目目的
本科目の目的は、持続可能性評価に使われる方法の理解を深め、環境や社会、経済の現状を把握するための技法を身に付けることである。データ収集やデータ解析の手法を実際に応用することによって、分野横断的なアセスメントに必要な知識や能力を学ぶ。
到達目標
本科目を修了したら、地域において持続可能性に向けた活動に取り組む様々な主体と連携し、包括的なアセスメントに必要な情報を収集するための研究計画を立案し、計画を施行できるようになることを到達目標とする。
授業計画と内容
反復的なアプローチによる包括的な現状把握と現状を踏まえた計画立案を実施する。
第1回 持続可能性の評価に必要な体制の構築
第2回 ケーススタディーにおける環境や社会、経済の現状把握のための手法
第3回 持続可能性評価に向けた予備調査 環境に関する項目① ~地質・地形・土壌
第4回 持続可能性評価に向けた予備調査 環境に関する項目② ~水文学・水循環
第5回 持続可能性評価に向けた予備調査 環境に関する項目③ ~気象・気候
第6回 持続可能性評価に向けた予備調査 環境に関する項目④ ~植物・植生
第7回 持続可能性評価に向けた予備調査 環境に関する項目⑤ ~菌類・微生物
第8回 持続可能性評価に向けた予備調査 環境に関する項目⑥ ~無脊椎動物
第9回 持続可能性評価に向けた予備調査 環境に関する項目⑦ ~脊椎動物
第10回 生態系機能の測定
第11回 生態系サービスの推定
第12回 生物多様性と生態系サービスのデータ整理
第13回 生物多様性と生態系サービスのデータ解析
第14回 総括 ― 地域の持続可能性を環境の観点から評価する
第15回 分野横断的な持続可能性評価ー社会学と経済学の手法
第16回 持続可能性評価に向けた予備調査 社会に関する項目① ~人口の変動
第17回 持続可能性評価に向けた予備調査 社会に関する項目② ~環境意識
第18回 持続可能性評価に向けた予備調査 社会に関する項目③ ~価値観
第19回 持続可能性評価に向けた予備調査 経済に関する項目① ~職業と収入
第20回 持続可能性評価に向けた予備調査 経済に関する項目② ~エネルギー消費
第21回 持続可能性評価に向けた予備調査 経済に関する項目③ ~交通手段
第22回 持続可能性評価に向けた予備調査 経済に関する項目④ ~食生活
第23回 持続可能性評価に向けた予備調査 経済に関する項目⑤ ~住まい
第24回 持続可能性評価に向けた予備調査 経済に関する項目⑥ ~趣味とレジャー
第25回 ⾃主プロジェクト① ~生物多様性と生態系サービス
第26回 ⾃主プロジェクト② ~政策・計画との互換性
第27回 ⾃主プロジェクト③ ~合意形成
第28回 総括―持続可能性に向けた総合計画の実現
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | ⾃主プロジェクトにおいて問題発⾒や仮説の設定、デー タの収集と整理、データ解析、結果の解釈や結論の抽出 を適切に⾏ったかを基準とする。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意⾒の表明、他の学 ⽣と協調して学ぶ態度等)の状況を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
持続可能性に関する応用研究プロジェクトにおいて行政担当者、企業や民間団体の代表など様々な立場の実践者と協働している。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
持続可能性の促進に向けた取り組みに関する授業の内容が上記の実務経験に関連する。
テキスト・参考文献等
Sustainability Science
AUTHOR: Bert J. M. de Vries, Universiteit Utrecht,
The Netherlands
DATE PUBLISHED: December 2012
FORMAT: Paperback
ISBN: 9780521184700