シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 機能とデザイン演習 | 2026 | 後期複数 | 木1,木2 | 基幹理工学部/社会理工学部/先進理工学部/理工学部 | 西岡 英俊、三浦 詩乃、黒島 直一 | ニシオカ ヒデトシ、ミウラ シノ、クロシマ ナオイチ | 3年次配当 | 2 |
履修条件・関連科目等
橋梁の設計を行う上で構造力学の知識が前提となる。特に【構造力学1】を履修条件とするので、前年度単位修得できていない場合は当該年度に必ず履修登録して単位修得すること。やむを得ず前期で構造力学1の単位が修得できなかった場合は、9月上旬に別途課題を課すので、それを第2週目の講義開始までに提出しない場合はF判定とする。
また、橋梁と周辺環境に対する一体的提案を課すため、【空間設計実習】も同学年で履修すると効果的である。
2026年度については、科目履修者の定員を40名と定め、アンケート科目として前期に履修登録を行う。本科目が必修科目となる過年度生で環境クリエーターコースの学生は全員履修可能とするが、それ以外の学生の履修希望が定員を超過した場合は抽選にて履修可能とする。そのため、後期からの履修解除は認めない。一方、履修希望者が少なかった場合には、班編成の都合上で最小限の人数を後期開始時に追加で履修登録を認める(この募集は別途manabaの学習指導のコースで連絡する)。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
実在する橋梁を再設計の対象として設定し、「調査(現地調査および文献調査)」「橋梁構造の選択および計算」「コンセプトメイキング」「コンセプトの展開(構造/橋面/空間のデザイン)」「デザイン表現」のプロセスにおいて、課題を解決する方針の策定、ふさわしい橋梁構造の比較検討(構造計算、模型作成と観察)、構造デザインおよび橋面デザインの提案、周辺と一体的な空間デザインの表現を行う。作業はグループ単位で行い、構造計算、模型作成、コンセプトとデザイン案に関するプレゼンテーション資料の作成を行い、参加者の前で発表する。
科目目的
これまでに学んだ、力学、デザイン、設計の関連科目の知識を、グループワークを通じて、総合化してアウトプットを生み出す授業である。
① 実在の公共空間を対象としていること(仮想課題ではない)
② 構造計算とデザイン(景観)の視点の往復
③ 模型という非数値的評価手法の導入
④ 改善案まで含めた設計プロセス
を身につけ、「設計能力(Engineering Design)」の学習効果を得られる。
到達目標
①景観と調和した土木構造物を提案する創造性の発揮。
②図面、模型、構造計算書を作成することで、必要な構造計算の流れを理解し、身につける。
③チームワークおよびプレゼンテーションを通して、コミュニケーション能力を向上する。
授業計画と内容
全員を5~7名単位の班に分け、前半は基礎的な橋梁構造形式の立案と選定、模型作成を行い、デザインコンセプトを決定する。後半は、周辺環境や住民の暮らしと調和するコンセプトの展開、構造計算、デザイン図面の作成、プレゼン作業を進めていく。
*設計条件の現地確認のため、まとめて実施する可能性がある
第1回 ガイダンス(班分けを含む)
デザインプロセスの概要と設計課題の説明(三浦・西岡)
第2回* 調査-1 (全員)
第3回* 調査-2(全員)
第4回 汎用構造解析ソフトの利用実習 / 橋梁基本案の選定(西岡・黒島)
第5回 一次選定案のFS(構造計算+可視化)(西岡・黒島)
第6回 構造上の課題抽出(構造計算+模型作成+観察)(三浦・西岡)
第7回 デザインコンセプトの立案・エスキス(三浦・西岡)
第8回 コンセプトの展開-1(橋面デザイン・空間デザイン)(三浦・西岡)
第9回 コンセプトの展開-2(構造デザイン)(三浦・西岡)
第10回 中間プレゼンテーション(三浦・西岡)
第11回 デザイン作業-1 (意匠計画書)(三浦・黒島)
第12回 デザイン作業-2 (構造計算のフィードバック等)(西岡)
第13回 プレゼンテーション資料の作成(三浦)
第14回 最終プレゼンテーション(全員)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
通常の授業時間以外にも、グループで集まって「コンセプト形成」「プレゼン準備」「模型づくり」「計算書作成」などに多くの時間を費やすことになるので、そのつもりで。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 100 | 下記参照のこと |
成績評価の方法・基準(備考)
各回の課題、グループの成果、プレゼンテーション内容を総合的に評価。(80%)グループ全体で同一評価とするのではなく、各人の貢献度を明確にするため、グループ班員間で評価を行なってもらう。(20%)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当者のうち黒島先生は、所属する企業にて、構造システムプランニングやデザインを請け負って行った経験の豊富な、専門家である。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実際に設計した歩道橋等の作品を教材として提示。デザインコンペで採択された過去作品の設計条件をテーマにしたうえで、平面図などの情報を提供。通常の官発注の計画設計業務における基本設計及び景観検討に準じて、設計実務の基本的なデザイン検討の手順に則った課題解決手順を参照する。
テキスト・参考文献等
履修条件に挙げた科目以外にも、空間のデザイン、ランドスケープデザイン、コンクリート工学など、多くの科目の知識が総動員されることになるので、よく復習すること。
参考書:鈴木圭「橋梁デザインの実際」コロナ社