シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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FLP演習A(スポーツ・健康科学) | 2024 | 通年 | 金5 | 学部間共通科目 | 向山 昌利 | ムコウヤマ マサトシ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
UW-IF2-F01S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【テーマ】スポーツを通じた国際協力の理論と実践
「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の達成に向けて、あらゆる領域からの貢献が求められており、スポーツも例外ではありません。実はそうしたスポーツを活用してより良い社会を創出しようという試みは、SDGs が策定される10年以上も前となる2000年頃から「開発と平和のためのスポーツ(SDP : Sport for Development and Peace)」として推進されています。
そこで本演習では、これまで積み重ねられてきたSDPプログラムの可能性や限界に迫るために、先行研究をレビューしつつ、SDPプログラムを展開する「非政府組織(NGO : Non-governmental Organization)」スタッフによる講義や他大学とのディスカッションなどを実施していきます。また、実際に東南アジアで展開されるプログラムを現地で調査する機会や、習得した知識を実践に結びつけるアクションラーニングの機会を日本に拠点を置くNGOと連携しながら作ります。
科目目的
この学部横断型演習科目を通じて、学生がスポーツや国際協力に関する理解を深めるとともに、スポーツを通じた国際協力に対する基礎的な知識を習得することを目的としています。
到達目標
この授業で学生が達成すべき目標は次の通りです。
1)スポーツを通じた国際協力に関する基本的内容の理解
2)プレゼンテーションの基本的なスキルの習得
3)先行研究を踏まえた研究の実施
授業計画と内容
文献からの知識獲得を基本にしますが、実践の場で活躍されている方々からの講義や、そうした方々へのインタビュー、訪問などを通じて「現場」の理解を試みます。
1)イントロダクション:ゼミ紹介
2)イントロダクション:ゼミにおける学習の方法
3)イントロダクション:スポーツを通じた国際協力の概要
4) 基礎的なアカデミックスキル:文献調査について
5) 基礎的なアカデミックスキル:ウェブによる情報収集について
6) 基礎的なアカデミックスキル:ヒアリング調査について
7) 基礎的なアカデミックスキル:プレゼンテーションについて
8) 基礎的なアカデミックスキル:情報の精度について
9) 輪読1:スポーツを通じた国際協力系テキスト
10) 輪読2:スポーツを通じた国際協力系テキスト
11) 輪読3:スポーツを通じた国際協力系テキスト
12) 輪読4:スポーツを通じた国際協力系テキスト
13) 議論:他大学ゼミとの議論
14)前期のまとめと後期に向けた計画作成
15)前期ならびに夏季休暇中の振り返り
16)輪読1:スポーツ・教育に関するテキスト
17)輪読2:スポーツ・教育に関するテキスト
18)輪読3:スポーツ・教育に関するテキスト
19)輪読4:スポーツ・教育に関するテキスト
20)議論:他大学ゼミとの議論
21)ゲストスピーカー:スポーツを通じた国際協力
22)国内調査:スポーツを通じた国際協力
23)輪読1:スポーツ・地域開発に関するテキスト
24)輪読2:スポーツ・地域開発に関するテキスト
25)輪読3:スポーツ・地域開発に関するテキスト
26)輪読4:スポーツ・地域開発に関するテキスト
27)議論:他大学ゼミとの議論
28)期末報告書の作成
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
現地調査やその準備、報告会のプレゼンテーションに向けた準備といった諸活動を随時行います。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 70 | 授業への参加やディスカッションにおける貢献度、受講態度の状況 |
その他 | 30 | 期末報告書の内容(論理性、独自性、表現の正確性) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
ラグビーを草の根から国代表までの競技レベルでプレーした経験があり、「余暇活動」、「健康増進」、「人格形成」、「競技力向上」などスポーツ参加の多様なあり方を理解している。また、国内・国外、愛好家から国代表レベル、児童からシニアといった幅広い対象に対してラグビーを指導した経験を有するため、指導者と参加者との関係を複眼的にとらえることができる。くわえて、政府機関や国内競技連盟とともにスポーツを通じた国際協力プログラムを作成・実施・評価した経験を有するとともに、スポーツを通じた異文化理解プログラムを展開する一般社団法人の代表理事として組織を運営する経験をもつため、プログラム展開や組織運営にまつわる諸課題を理解している。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
プレーヤー、指導者、組織運営者としての経験と人的ネットワークを活用して、実践知に基づく授業を展開する。
テキスト・参考文献等
授業時間内に適宜指示する。