シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FLP演習C(地域・公共マネジメント) | 2024 | 通年 | 火5 | 学部間共通科目 | 鳴子 博子 | ナルコ ヒロコ | 4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
UW-IF4-F03S
履修条件・関連科目等
政治学、法律学、経済学、社会学、どの分野ともかかわる複合領域の学びとなるため、特定分野の科目の履修を促すことはいたしません。どの分野でもよいので、自身の強みをつくってください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【テーマ】本物のジェンダー平等を実現するために何が必要か
―政治・法律・経済の視点からの探究―
世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数における日本の低迷、とりわけ政治と経済の分野で女性が劣位に立たされ、世界から大きく取り残されている事実をまず確認します。女男や多様な性の人々は、いかにして自分らしく働き、生きてゆくことができるのでしょうか。輪読での学びを踏まえて、本年度の具体的な研究テーマ、フィールドを選んで、実態調査を準備、実行します。 最終学年として共同研究の総まとめとなる卒業論文(報告書)を完成させます。
科目目的
本物のジェンダー平等を実現するためには何が必要か、政治・法律・経済の視点から探究してゆきます。個人と社会(職場・地域)・家族の関係を時代の変容とともに問い直し、現代の日本社会に生きる一人一人の働き方、生き方を不自由にしている障害物の正体を突き止め、困難を少しでも除去するための具体的な対策・政策を模索することを科目目的とします。
到達目標
テーマに関する文献の輪読を通して知識、理解を獲得すること、本年度の具体的な研究テーマ、フィールドを選んで、資料収集、調査、分析をさらに深く行うこと、最終学年として共同研究の総まとめとして卒業論文(報告書)を完成させることを目標とします。
授業計画と内容
【春学期】
第1回 今年度の演習内容の概要の確認と演習のスケジュールについて
第2回 輪読①「選択的夫婦別姓と習俗」(『ルソーの政治経済学』)
第3回 これまでの調査の振り返り
第4回 輪読②「フランスのパリテ論稿」(『ルソーと現代政治』)
第5回 これからの調査計画の策定
第6回 輪読③「ノルウェーのクオータとフランスのパリテ」(『ルソーと現代政治』)
第7回 これからの調査の重点項目の検討
第8回 輪読④「権力関係の起源としての世代」(『ジェンダー・暴力・権力』)
第9回 データ収集
第10回 データ分析
第11回 調査先(対象)の検討
第12回 調査先(対象)決定
第13回 質問事項の検討
第14回 質問事項決定
【秋学期】
第15回 これまでの調査活動の振り返り
第16回 これからの活動に関する議論
第17回 追加データ収集
第18回 追加データ分析
第19回 輪読⑤先行研究論文(理論)
第20回 輪読⑥先行研究論文(政策)
第21回 ゲストスピーカーを招いての学び
第22回 追加調査補足
第23回 卒業論文(報告書)分担の話し合い
第24回 卒業論文(報告書)の草案執筆
第25回 卒業論文(報告書)の草案確認
第26回 卒業論文(報告書)の草案の練り直し
第27回 卒業論文(報告書)の完成
第28回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
最終学年の調査研究のテーマ選択を行って、調査研究を進め、卒業論文(報告書)を完成させます。本ゼミ以外でも必要に応じてサブゼミを行います。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 卒業論文(報告書)の作成への参加・貢献度を評価します。 |
平常点 | 50 | ゼミ(フィールドワークを含む)への参加・貢献度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
鳴子博子『ルソーの政治経済学―その現代的可能性』晃洋書房、2023年、ISBN978-4-7710-3751-9
鳴子博子編著『ジェンダー・暴力・権力―水平関係から水平・垂直関係へ』晃洋書房、2020年、ISBN978-4-7710-3288-0
鳴子博子『ルソーと現代政治』ヒルトップ出版、2012年、ISBN978-4-904698-02-0
*テキストについてはゼミの初回時に説明します。
その他特記事項
欠席などの連絡は直接、担当教員まで行ってください。 就活等で忙しい 履修者の要望を考慮するため、年間スケジュールに変更が生じる可能性もあります。
参考URL
https://researchers.chuo-u.ac.jp/Profiles/4/0000329/profile.html