シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特別演習A | 2024 | 前期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 寺嶋 太一 | テラシマ タイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-OC5-SN12
履修条件・関連科目等
博士課程前期課程1年次
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
国立研究開発法人物質・材料研究機構強磁場ステーション(つくば市)において、鉄系超伝導体等の超伝導体、CeやUを含む強相関物質の電子状態、超伝導、磁性などを研究している。とりわけ量子振動測定に力を入れている。量子振動とは、磁場中で電子の運動がランダウ量子化を受けることに起因し、磁化、電気抵抗等が磁場の関数として振動する現象であり、フェルミ面、有効質量などの電子状態に関する詳細な情報が得られる。測定には強磁場だけでなく、超低温も必要であり、我々の20テスラ超伝導磁石・希釈冷凍機システムの場合、試料は絶対温度0.03 Kまで冷却される。また、3万気圧までの高圧力で電子状態をチューンした測定も可能である。これらは世界でもトップクラスの性能である。
科目目的
・最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者と高度の専門職業人の養成を目的とする。
到達目標
・特定の研究分野について、研究の発展の経緯と最新情報を習得すること、研究計画の作成において、適切な研究方法を提案できるようになることを目標とする。
授業計画と内容
以下の三つの内容について、それぞれ5回程度にわたって授業を行う(全14回)。
1. 教員による論文紹介:論文を、読み方のポイントなどについて解説を加えつつ、最新の知識を紹介する。
2. 学生による論文紹介:注目に値する論文をサーベーし、それを読み、その内容を理解するとともに、それを紹介する。毎回、2-3名の学生が担当する。
3. 研究進捗紹介:自分の研究成果をまとめ、その得られた結果の解釈と、以降の研究の進め方を発表する。毎回、2-3名の学生が発表する。
専攻内中間発表(理工学研究科事項)を行う。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
必要に応じて指示する
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
その他 | 100 | 論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。