シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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物理学特殊論文研修Ⅳ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 宗行 英朗 | ムネユキ エイロウ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-MP6-2A05
履修条件・関連科目等
博士課程後期課程2年次
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生体内の蛋白質などの分子機械によるエネルギー変換の機構を研究することを通じて、生きているシステムとは何かを追求したい。具体的な研究対象は、生体膜に存在する能動輸送系と分子モーターなどとし、手法は生化学的手法、遺伝子操作、電気測定、一分子観察、一分子操作、分子動力学計算など、必要なことはためらわず取り込む。またこれらの個別の研究対象に関する知見を総合して抽象的なモデルを構築しその振る舞いを調べることによって、我々が興味を持つ現象の本質を理解してゆきたいと考えている。
このような研究を通じて、必要なことをどん欲に取り込む態度と、実際的な問題に対処するための知恵を身につけることも、教員・学生がともに目指すべき目標であると考えている。
科目目的
最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、国際的な査読論文誌に論文を掲載することを目指して,自立した高度な専門研究者の養成を目的とする。
到達目標
・最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者と高度の専門職業人の養成を目的とする。
・解決策に基づく実行結果を正しく評価し、本当に問題点の解決になっているか、また従来の方法や成果に比べて新しい知見を加えることができたのかどうかを判断することができることを目標とする。
授業計画と内容
以下の三つの内容について、それぞれ5回程度にわたって授業を行う。(全14回)
1. 教員による論文紹介:論文を、読み方のポイントなどについて解説を加えつつ、最新の知識を紹介する。
2. 学生による論文紹介:注目に値する論文をサーベーし、それを読み、その内容を理解するとともに、それを紹介する。
3. 研究進捗紹介:自分の研究成果をまとめ、その得られた結果の解釈と、以降の研究の進め方を発表する。
また授業以外でも、論文購読、研究のまとめをおこなうとともに、解釈や進め方について教員や共同研究者、同僚との議論を積極的に行う。
12月末日に「研究経過報告書」を提出する。
以下、授業計画の例を記載する。
日程は研究室学生と調整して決め、各回1コマの研究指導とする。進捗により変更の可能性もある。
第1回 イントロダクション、特殊論文研修Ⅳについて
第2回 教員による論文紹介①
第3回 教員による論文紹介②
第4回 学生による論文紹介①
第5回 学生による論文紹介②
第6回 研究指導①
第7回 研究指導②
第8回 ゼミによる発表・討論①
第9回 ゼミによる発表・討論②
第10回 研究進捗発表①
第11回 研究進捗発表②
第12回 研究進捗に対する質疑応答①
第13回 研究進捗に対する質疑応答②
第14回 特殊論文研修Ⅲ、Ⅳの総括と特殊論文研修Ⅴに向けた課題設定
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業計画の中にある「論文紹介」,「研究進捗紹介」のためには当然授業時間外に周到な準備が必要となる.また,それ以外にも大学人としての自覚を持ち,指示を待つまでもなく,この教科を通して自己を磨くために必要なことを各自判断し,研鑽を積むことが求められる.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。 規則正しい生活を送って手を動かすことが必要。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。