シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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物理学特殊論文研修Ⅳ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 米満 賢治 | ヨネミツ ケンジ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-MP6-2A05
履修条件・関連科目等
博士課程後期課程2年次
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
低次元伝導性をもち、多電子とフォノンが相関した物質の電子状態とその変化を、模型計算により研究する。主な対象は有機導体、集積型金属錯体、遷移金属酸化物などの物質である。それぞれに特徴的な相互作用を充分に考慮し、また必要最低限な自由度の選択を意識して、とるべき模型やパラメタに注意を払いつつ進める。平衡状態の電子や構造の物性計算を発展させて、光誘起相転移や非線形伝導などの非平衡状態の再現や予言を試みる。対象とする現象や時空間のスケールに応じて、平均場理論、強結合摂動論、厳密対角化、密度行列繰り込み群などの数値計算法や、解析的な繰り込み群、平衡および非平衡のグリーン関数法のどれかを勉強し、計算プログラムを開発しながら、理論研究を進める。
科目目的
・最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者と高度の専門職業人の養成を目的とする。
到達目標
・解決策に基づく実行結果を正しく評価し、本当に問題点の解決になっているか、また従来の方法や成果に比べて新しい知見を加えることができたのかどうかを判断することができることを目標とする。
授業計画と内容
以下の三つの内容について、授業を行う。
1. 教員による論文紹介:論文を、読み方のポイントなどについて解説を加えつつ、最新の知識を紹介する。
2. 学生による論文紹介:注目に値する論文をサーベーし、それを読み、その内容を理解するとともに、それを紹介する。
3. 研究進捗紹介:自分の研究成果をまとめ、その得られた結果の解釈と、以降の研究の進め方を発表する。
12月末日に「研究経過報告書」を提出する。
キーワード:
第1回 負温度状態
第2回 フロケ有効ハミルトニアン
第3回 ストロボ的な時間発展
第4回 有効相互作用反転
第5回 相分離
第6回 α型BEDT-TTF塩
第7回 非線形電荷振動
第8回 誘導放出
第9回 超伝導揺らぎ
第10回 同期現象
第11回 高次高調波
第12回 電荷密度波
第13回 キタエフ量子スピン液体
第14回 ηペアリング
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
論文をよむときも計算をするときも、常に問題意識をもち、新しい発展の可能性について考える。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
メールやオフィスアワーを利用して指導している。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。