シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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大学生のための論文作成の技法(発展編) | 2024 | 前期 | 水5 | 学部間共通科目 | 尹 智鉉 | ユン ジヒョン | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
UW-AD1-L03L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
大学に入学すると、高校までの客観テスト中心から一変し、記述式テストやレポート作成等において「きちんとした文章を書く力」が求められます。本科目では、具体的な課題を通して、大学で必須の「書く力」の習得を目指します。効果的な学習のためには、「大学生のための論文作成の技法(基礎編)」を履修してから体系的に学ぶことをお勧めしますが、諸状況によっては必ずしもその限りではありません。
基礎編との違いとして、学習内容の他に「学び方」の特徴を挙げることができます。この授業では、各自の学習の他にグループワークの部分が重要です。また、さまざまな授業内活動における参加度と貢献度は成績評価の対象でもあります。
【注意】レポート執筆や文章作成課題において、オンライン上のリソースをコピペして無断で使うなどの「剽窃(ひょうせつ)」が認められた場合、単位は付与されず、今後「論文作成の技法(基礎編・発展編)」の履修を禁ずる措置を講じる予定です。ご留意ください。
科目目的
レポート作成や卒業論文の執筆のためには、①自分が立てた問いに対して必要な資料や文献を適切に選び、その内容を正確に理解するスキル、②そこで得た知見に基づいて自分と他者の考えを整理し、さらに思考を深め、自分の意見を確立するスキル、③その内容を他者と共有できるよう、きちんとした文章として書きあげるスキルが必要です。本科目の目的は、これらのスキルを実践的かつ総合的に学ぶことです。
到達目標
1.レポートや論文の執筆に必要な情報収集力を身につけると同時に、専門領域に関する知識を深める。
2.データや資料を用いて具体的な論拠を示し、論理的に他者に伝える能力を身につける。
3.自律的に文章を作成するための基礎知識を学び、自己評価のストラテジーを身につける。
授業計画と内容
1. ガイダンス、大学生としての学術活動とは
2. ABD(Active Book Dialogue)を経験する (1):論文・レポートを書く理由とその方法
3. ABD(Active Book Dialogue)を経験する (2):テーマの決め方
4. 問いを立てる (1):問いとは何か、問いの立て方
5. 問いを立てる (2):自分の問いを立てる、問いを他者と共有する
6. テキスト・クリティークを実施する (1):テキスト・クリティークが必要な理由とその方法
7. テキスト・クリティークを実施する (2):テキスト・クリティークの結果を共有する
8. 状況を説明し、意見を述べる (1):状況を説明し、意見を述べる文章の書き方
9. 状況を説明し、意見を述べる (2):文章を書いて他者からフィードバックを得る
10. 引用して、レポートを書く (1):引用とは何か、引用の方法
11. 引用して、レポートを書く (2):文章を書いて他者からフィードバックを得る
12. テーマに沿って、レポートを書く (1):文章の完成度を高めるための技法(表記、語彙・語句、文)
13. テーマに沿って、レポートを書く (2):文章の完成度を高めるための技法(段落、序論・本論・結論)
14. 最終課題を報告し、共有する
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 課題4回×15%(提出された文章の出来栄え) |
平常点 | 40 | 以下の4つの項目で評価(各項目×10%) (1) グループワークに積極的に参加し、クラスメイトのコメントや教師からの質問に対して積極的に答えていたか 。 (2) 他人に配慮し、協力的で敬意を表する態度を示していたか。 (3) 授業に遅れずに参加していたか。 (4) 期日を守って課題を提出していたか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Googleスライドやスプレッドシートなどを使って情報共有および学習記録の活用を行います。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
・2011.4~2021.3:中央大学ライティング・ラボのスーパーバイザー
・2021.4~現在:中央大学アカデミック・サポートセンターのアカデミック・ライティング部門長
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
学術的文章作成の教育・支援活動の経験を生かして、読み手の視点を獲得しながら書き手としての成長をめざすための観点および知見を授業でも積極的に取り入れていきます。
テキスト・参考文献等
【テキスト】プリント配布
【参考文献】
・佐渡島紗織・吉野亜矢子(2021)『これから研究を書くひとのためのガイドブック 第2版』ひつじ書房
・浜田麻里 ほか(1997)『大学生と留学生のための論文ワークブック』くろしお出版
・二通信子 ほか(2009)『留学生と日本人学生のための レポート・論文表現ハンドブック』東京大学出版会
その他特記事項
参考URL
【中央大学ライティング・ラボ】
https://www.chuo-u.ac.jp/campuslife/learning_space/writinglab/