シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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数学論文研修第一 | 2024 | 前期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 渡邉 究 | ワタナベ キワム | 1年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SG-PM5-1A01
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
私の専門は代数幾何学である。代数幾何学、可換環論、リー環論などに関連するテキストや論文を選び、学習・研究を行う。研究課題については学生一人一人と相談のうえ決定する。研究室に配属された学生全員が共通のテキストを用いることはしない。研究したい対象を自ら見つけ、積極的に取り組んでほしい。
科目目的
1.連綿と続く数学の歴史を踏まえ、実践的な知識をも視野に入れて、自立した研究者あるいは高度の専門職業人の養成を目的とする。
2.各研究室で当該学生に最適と判断される専門書を選び、それを体読することにより、数学の学び方そして考え方の型を身に付けることを目標とする。その系として、研究計画作成において適切な研究方法を提案できるようになること。
到達目標
1.連綿と続く数学の歴史を踏まえ、実践的な知識をも視野に入れて、自立した研究者あるいは高度の専門職業人の養成を目的とする。
2.各研究室で当該学生に最適と判断される専門書を選び、それを体読することにより、数学の学び方そして考え方の型を身に付けることを目標とする。その系として、研究計画作成において適切な研究方法を提案できるようになること。
授業計画と内容
毎週少なくとも1回のセミナーで、以下の三つを通じて数学の学びを体得する。
1.学生による発表。担当の範囲をなるべく理解した上で、それを参加者に解説する。自分なりの理論構成や実例があればそれも発表する。理解不充分だと思ったことはどこが理解できなかったのか、問題点をはっきり提示する。
2.教員による解説。学生の発表に対して適宜、講評を加える。学生の疑問、理論展開の他の可能性やテキストにない例について、必要があれば解説する。
3.参加者による議論。担当者の発表や教員の解説に関して、疑問に思ったことや自分の創意を互いに述べ合う。教員や学生といった枠組みにしばられない自由な発言は尊重される。
第1回:イントロダクション
第2回:基礎文献の精読:定義の理解
第3回:定義とその例や反例について討論と質疑
第4回:主定理の理解
第5回:基本補題の証明
第6回:主定理の証明並びに応用
第7回:位相幾何との関連
第8回:微分幾何との関連
第9回:複素幾何との関連
第10回:数値計算による理論の実装
第11回:主定理の変形
第12回:暗号理論への応用
第13回:英語の文献の講読,定義と定理の文章の理解
第14回:数学論文研修第二に向けた課題に関するまとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業中に与える課題に取り組むこと。また、学内だけでなく学外のセミナーも含め積極的に参加すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度等)、セミナーでの発表の状況を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
数学の理解、具体的には発表の技量やテキストの読みの深さによって評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
毎回行うセミナー発表がアクティブラーニングに他ならない。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。