シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 送配電工学 | 2026 | 後期 | 火2 | 基幹理工学部/社会理工学部/先進理工学部/理工学部 | 福井 伸太 | フクイ シンタ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SS-EL3-5C15
履修条件・関連科目等
電力回路では、三相交流回路,四端子回路,分布定数回路の知識が不可欠であり、回路基礎及演習2ならびに電気回路を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
交流と直流の送電方式と送電線路の構造を学び、回路計算定数と構造との関係を求める。これを具体的に適用して、定常時の送電特性と事故時の系統安定性,安定度向上対策,そして事故が発生して三相の電圧と電流が不平衡になる場合の不平衡三相交流送電系統の解析方法を理解する。
電力システムでの事故を高速に除去し,系統の不安定化と大規模停電を防止する送配電設備の保護リレーシステムの仕組みを理解して,それを実現している事故除去リレーとその後の事故波及防止リレーの各種方式について学ぶ。
科目目的
送配電工学のうち,発電した電力を需要地へいかに安全にかつ効率的に送るかを問題とする電力輸送に関する事項を中心とし,電力システムの構成や特性を理解できるようになることを目的とする。
到達目標
電気エネルギー関係の技術者として必要な知識を持ち、電力回路をベースにして新しい技術にも対応できる能力・知識を取得する。電力回路の特徴と電力計算法を理解し、これを使用できるようになる。
授業計画と内容
次のスケジュールで進める。
第1回 送電方式
第2回 送電線路の構成
第3回 線路定数
第4回 定常時送電特性
第5回 単位法
第6回 系統安定性:同期安定性
第7回 系統安定性:過渡安定性と安定度向上対策
第8回 非対称故障計算:対称座標法
第9回 非対称故障計算:無負荷同期機の非対称故障
第10回 非対称故障計算:送電系統の非対称故障
第11回 中性点接地方式
第12回 電力システムの保護:保護リレー方式
第13回 電力システムの保護:事故波及防止リレー
第14回 電力システムの特性理解への到達度確認とまとめ
以上は予定であり、授業の進捗状況により変更もあり得る。
【指導方法】
板書による講義形式とする。使用する図と表はmanabaに事前にアップする。教科書での関連する箇所を紹介していくので集中して授業に臨むこと。授業中に例題を行って理解を深めていく。授業内容の疑問点・質問などは授業中またはmanabaでの掲示板にアップしていただければ対応する。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前学習は、次回の授業の内容に関する教科書の部分に眼をとおしておくこと。事後学習は新たに学習した事項は復習しておくこと。さらに次回の講義までの1週間にインターネットなどで日本のエネルギー事情や送配電設備に関する情報を確認・収集することが望ましい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 80 | 科目の到達目標に達しているかどうかを問う問題を出題し、評価します。 |
| 平常点 | 20 | 授業への貢献度、受講態度の状況で評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
三菱電機株式会社にて,約32年間にわたり電力システムの計画・運用制御・解析に関わるシステム,次世代変電所の研究開発と事業化に従事した。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
電力システムの研究開発に携わってきた実務経験を踏まえて,カーボンニュートラルに向けた送変電システムの最新技術ならびに停電事故についての話題を適宜紹介します。実社会で実装されている送配電技術の課題に興味をもっていただくことを期待しています。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
道上勉「送電・配電 2版改訂」電気学会 2024年12月
ISBN:978-4-88686-323-2
【参考書】
関根泰次編「大学課程送配電工学 改訂2版」オーム社 1989年8月
ISBN:4-274-12862-8
日髙邦彦・横山明彦「基礎電力システム工学」数理工学社 2022年4月
ISBN:978-4-86481-084-5